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ティーアライナーのコンセプトと臨床応用

 4/29水(昭和の日)、東京都港区芝公園にあるコンベンションホールAP浜松町で「ティーアライナーのコンセプトと臨床応用~下顎位の改善とティーアライナー~」という筒井塾の講習会に参加しました。ティーアライナーとは透明なポリカーボネート素材のデュランで作られた可撤式矯正装置で、これを定期的に交換することによって歯を移動させることが可能です。 

 利点として以下のことが挙げられます。
① 動かしたい歯を動かしたい方向に何㎜動かすなどが正確に設定できる。
② 反作用を床の部分や歯列全体で受けるので、その悪影響をあまり考えなくて良い(床装置と同じ)。
③ 歪んでいるアーチのコントロールがかなり行いやすい。
④ TMDや顎位の偏位にスプリント効果がある。

 このティーアライナーとスプリントや床矯正装置を組み併せて使用することによって歯が移動することは非常に驚きでした。従来、マルチブラケットシステムに代表される固定式装置が一般的である矯正治療に一石を投じる治療法だと感じました。ティーアライナーは素晴らしい装置ですが、装着する前に、口腔・生体を崩壊させている原因(態癖等)を見抜き、除去することが非常に重要なポイントになると思いました。10:00からお昼休み1時間はさんで17:00まで、筒井照子先生、DENTICの大石耕史先生本当に貴重な講演ありがとうございました!

 

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今年最初の講演会

 1/18日曜日、筒井塾主催の「スプリント・矯正床装置 臨床応用        ~全身の中での最適な下顎位~」の講習会に参加しました。              場所は、兵庫県歯科医師会館でありました。
前日、黒崎部会の新年会が「はつしろ」でありましたが、始発の新幹線で新神戸まで行きました。新神戸からは、地下鉄西神・山手線で県庁前まで行きました。そこから徒歩で坂を上りながら、兵庫県歯科医師会館まで約10~15分ぐらいで着きました。朝早かったせいもありますが、新神戸に着いた時は、寒いと感じました。また地下鉄の中では、当たり前ですが、話している人が関西弁だったので、ちょっと新鮮でした。講演は1時間の昼休みをはさんで、10:00~16:30ぐらいまで行われました。長期の臨床例から導き出される原理・原則は説得力がありました。また長時間にもかかわらず、講演を一人でされた照子先生のパワーは素晴らしいと感じました。

講演の内容で重要だと感じたことを列記します。

・崩壊の道がたどれないと、治癒への道はたどれない。
・元の形・位置に戻す→原因を取り除くと生体は戻る。
・下顎が後方に押し込まれる時のサイン
・上顎骨が変位している場合は、治るまで時間がかかる。

五大禁忌
1. Vertical Dimensionを低くすること。
2. 上顎・下顎を後方に、押し込むこと。
3. 歯列を狭窄させること。
4. 顎関節に負荷をかけること。
5. 歯列・歯牙単位ではまりこむこと。

オクルーザルスプリント→グライディング→ルーズな咬合
スタビリゼーションスプリント→クレンチング→はまり込み

咬合と下顎位は奥がとても深いので継続的な勉強が必要だと痛感しました。

北九州 八幡西区 歯周病治療 インプラント 田代歯科医院

田代歯科医院
福岡県北九州市八幡西区藤田2丁目4
TEL093-621-5287

 


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