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田代歯科医院ブログ 歯周病関連の最近のブログ記事

歯周治療から見えてきたこと

 「歯周治療から見えてきたこと」というタイトルで11月19日(金)に行われた八幡歯科医師会主催の学術講演会で、発表をさせていただきました。私は、今年で東京歯科大学を卒業して24年目になります。卒業後、開業医勤務、九州歯科大学勤務、開業と3足のわらじを履いてきました。この間ずっと、臨床に携わりながら、多くの人との出会い・別れ・再会を繰り返してきました。これらの体験が現在の自分を形作っています。この発表では、自分の臨床を「今までやってきたこと」「今やっていること」「これからやりたいこと」という切り口で捉えながら、臨床例を交えて私の現段階における考えや思いを述べさせていただきました。会場の皆様の暖かい雰囲気がとても嬉しかったです。またその後に行われた懇親会でも、三箇会長をはじめ学術委員会の皆様からありがたい言葉をいただき本当に心に残る一日となりました。ありがとうございました。


Cデンチャー

 12月に入って、今年の10大事件を書く予定にしていましたが、あっという間に慌しく過ぎてしまい大晦日になってしまいました。そこで、今年の印象に残った出来事をいくつかピックアップして書いていきます。ともかく今年の一番の出来事は、2泊4日の行程で10/31~11/3にハワイのホノルルで開催された96th Annual Meeting of the American Academy of Periodontologyに参加したことです。私は10年前のこの大会で学位論文になる発表をしました。今回は九歯大の横田教授たちと"Cデンチャー"について共同発表をさせていただきました。この装置は、歯周病のリスクファクターの一つである動揺をコントロールします。横田教授がノンクラスプデンチャーの材質からヒントを得て開発された独自の装置です。今後、いろいろなことに応用できるのではないかと思います。斬新な概念は、既成概念を組み合わせることによって生まれることを強く感じました。しかし、単に組み合わせるだけではなく、それまでに至る経過がそれ以上に大切だと感じました。 

原因除去を主体とした矯正治療

  10/11日10/12月、Changing trends in ORTHODONTIC Treatment 筋機能的アプローチの新しい治療と診断手順の紹介-第4回 Dr. Chris Farrell講習会-に参加しました。場所は東京の四谷にある主婦会館プラザエフで行われました。とても上品な町でした。歯列不正の原因が遺伝だけでなく、軟組織の機能異常(口呼吸、異常嚥下、舌癖)であるということがとても新鮮でした。歯周病治療で原因の除去を叩き込まれた私には、とてもスムーズに頭に入ってきました。非常にシンプルなTRAINER SYSTEMで改善している多くの臨床例を見て感動しました。また講習会でたくさんの先生と知り合うことが出来てとても有意義でした。私も原因除去を主体とした矯正治療を実践していきます! 

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筒井昌秀先生メモリアル講演会

 9/5(土)9/6(日)、福岡アクロスにて筒井昌秀先生のメモリアル講演会が開かれました。日本おける歯周治療・インプラント治療・歯周補綴治療に関しての第一人者の先生方が10人参集されました。どの先生も昌秀先生に対する想いが伝わってくる熱い講演でした。私は天国の院長先生が「人生は瞬く間。お互い切磋琢磨しながら、一つになって、淡々と生きていくように。」とささやいてくれたような気がしました。

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第14回 スタッフセミナー ワンランク上の歯周病の説明

 昨年の11月に行われた第13回のスタッフセミナーに引き続き、7/4土の午後を休診させていただいて、当院の衛生士さん2人と第14回のスタッフセミナーに参加しました。 セミナーのテーマは「ワンランク上の歯周病の説明-エビデンスに基づく視覚資料の使用-」でした。4~5人の班に分かれて、横田教授の講義のすぐ後に、小班の先生たちが講義に関してのフィードバックをしてくれるという形態でした。これを何度も繰り返しました。今までにないスタイルの講義だったので、とても新鮮で記憶に残りました。また講義に関する資料もファイルにして配布されたので、多忙な開業医としては非常に助かりました。講義後は、歯周病科の外来で山型ブラシ(ペリテクト)の実習を行いました。久しぶりに九州歯科大学の歯周病科の外来に行きました。とても懐かしく、自分が勤務している頃を思い出しました。当時の新病院でとても広々としていましたが、どことなく機械的でした。旧病院は狭いながらも和気あいあいとしていたので、急に広くなると、人口密度が減少してなんとなく寂しい感じがしました。でも今は、新病院もかなり人間味が随所に現れてきていました。

横田教授をはじめ医局の皆さんどうもありがとうございました!

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JACD夏の例会

6/28(日)株式会社ヨシダ九州支店(福岡営業所)にてJACD夏の例会が開催されました。当日の演題と発表者を紹介します。

開会の辞 JACD会長 上田 秀朗 先生

1.「症例発表を通じて学ぶこと ~臨床家として新たな成長のために~」
 坂田 輝之 先生  座長 吉田 健 先生
2.「包括歯科臨床を考えて~ポステリアバイト・コラスプを伴う一症例~」
 任 順興 先生  座長 倉田 芳孝先生
3.「包括歯科臨床 道半ば・・・」
 倉田 豊 先生  座長 山田潤一 先生
4.「歯周治療に魅せられて
   ~先入観・固定観念を打破してくれた症例~」
 田代 芳之  座長 三橋 哲哉 先生
5.「私の歯内療法
   ~がんばれば、誰でもできるエンドを追求して~」
 舩津 雅彦 先生  座長 木山 洋 先生
6.基調講演
「咬合療法の概念に基づく歯科矯正臨床への取り組み
   ~患者本来のカタチに近づけるために~」
  小川 晴也 先生

閉会の辞 JACD副会長 国賀就一郎先生

実は今回初めて、JACDの例会で発表させていただきました。
私は、昌秀先生の前で一度も発表することが出来ませんでした。
今回は、「今までやってきたこと」「これからチャレンジすること」を            
発表をしました。ちょっと力が入りすぎて、時間をオーバーしてしまいました。
天国の院長先生、大目に見てくださいね。                           また、親父のことも宜しくお願いします。                          一緒に飲みに行ったり、ゴルフを楽しんでください。
私もいつかそちらに行きますので、その時まで待っていて下さい!
それまでは、後ろを振り向かず、前を向いて歩いていきます!

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6月上田塾例会

 6/25(木)、上田塾の6月例会がありました。最初に総会があり、浅尾先生が引き続き上田塾の会長をあと2年継続することになりました。いろいろと大変だと思いますが、会員一同協力しますので宜しくお願いします。その後酒井先生の基調講演がありました。演題は"歯内療法の失敗を防ぐための術式について"でした。根管治療を大きく生活歯と失活歯の2つに分類して、さらにそれぞれの症例に応じて懇切丁寧に解説していただきました。ともかく基本に忠実で、経年的レントゲン写真による事実の積み重ねは、非常に説得力があり、歯科医師としての先生の信念を感じることが出来ました。歯内治療・歯周治療は歯科医療の根幹であることを再認識しました。次回の上田塾は7/23(木)です。矢野先生の基調講演の予定です。

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第27回 日本顎咬合学会学術大会

 6/20(土)、6/21(日)東京国際フォーラムにて第27回 日本学咬合学会学術大会に参加してきました。上田塾からは、一般口演14題、ポスター発表1題、テーブルクリニック2題の発表がありました。発表者と演題を紹介します。                                                   一般口演                                                      インプラント治療を考える                                            ーコーンビームCTを活用した術前診査・診断についてー 白土 徹先生                 インプラント治療を考える                                            ー上顎臼歯部における骨量不足への対応ー 大塚浩司先生                       インプラント治療を考える                                            ー骨形態を考慮した埋入方法ー 石本 圭先生                               インプラント治療を考える                                            ー前歯部インプラントにおける解剖学的リスクファクターについてー 森裕之先生            インプラント治療を考える                                            ー埋入中、埋入後のトラブルについてー 中尾伸宏先生                           インプラント治療を考える                                            ーインプラント埋入その前にー 山田潤一先生                                インプラント治療の修得を目指して 椋 秀雄先生                             顎顔面骨格レベルから不調和を持つと推測される口腔に対し                            咬合再構成を試みた一症例      椋 誠二 先生                                                   審美修復への取り組み                                              ~審美修復治療においての診査事項~ 鈴木宏樹先生                             審美修復への取り組み                                              ~補綴前処置としての歯周治療~ 瀬戸泰介先生                             審美修復への取り組み                                              ~支台築造の考慮と支台歯形成~ 西田健一郎先生                           審美修復への取り組み                                              ~プロビジョナルレストレーションと印象採得~ 原口尚大先生                       審美修復への取り組み                                               ~口腔内へ調和する補綴物製作を目指して~ 本田 覚先生                         審美修復への取り組み                                                ~最終補綴・長期安定を目指して~ 加茂 誠先生                            ポスター発表                                                   ソケットリフトにおけるsinusJO5使用法 樋口克彦先生                           テーブルクリニック                                                               インプラント時代における残存天然歯の保存処置とインプラント治療                    白石和仁先生                                                    時間短縮!sinusJO5を用いたソケットリフト 上田秀朗先生                       

発表された先生方本当にお疲れ様でした。皆さんの努力は素晴らしいと思いました。発表するには、自分の演題に対する"純粋な思い"が非常に大切だと感じました。最新の機器を使用することも確かに重要ですが"純粋な思い"に勝るものはないでしょう。

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図 JO5.jpg JO6.jpg上田先生考案のsinusJO5はソケットリフト時における骨補填材を無駄なく効率的に填入可能な画期的な器具です。特許を取得されています。        


第69回 九州歯科学会総会

  5/31日、九州歯科大学講堂で開催された第69回九州歯科学会総会に参加しました。学会は5/30土から行われており、九州歯科大学臨床歯周病研究会会長の牛島直文先生が「歯根膜から見えてくるもの」という演題で特別講演をされました。"歯を残すことは即ち、歯根膜をいかにして守るかにかかっている"という切り口から豊富な臨床例を提示しながら、歯内療法歯周療法再生療法MTM移植再植治療を解説されました。横田教授と私の捻転再植の臨床例も引用され非常に名誉なことでした。牛島先生ありがとうございました。また九歯大・欠損再構築准教授の有田先生が「熱可塑性ポリアミドナイロン製ノンクラスプデンチャーの臨床評価」という演題で発表され共同発表者として名前を出していただきました。ノンクラスプデンチャーは、咀嚼機能の回復は従来型に比較して優れており、その特性である弾性が負の影響を与えることはなかったということです。有田先生、これからもご指導宜しくお願いします。ありがとうございました。ポスター発表では千葉県館山市開業の山脇健史先生が「高度な骨吸収を有する下顎前歯部を保存しえた重度歯周炎患者の1症例 -その2-」、九歯大・歯周病学の中村友和先生が「Hopeless teeth保存への兆戦2 咬合力の強い患者における歯根セメント質破壊への対応」、同じく九歯大・歯周病学の守下昌輝先生が「予後不良歯への兆戦1 根分岐部病変へのエムドゲインと再植療法」という演題を発表されていました。どの発表も従来なら簡単に抜歯されていたケースですが、こだわりをもって歯の保存にチャレンジしていました。このインプラント全盛の時代に非常に貴重なことであると感じました。学会の最後にシンポジウム「小児歯科治療のエビデンスを探る-乳歯歯内治療、外傷、咬合誘導-」に参加しました。非常に充実した時間を過ごすことができました。来年も宜しくお願いします!

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第52回春季日本歯周病学会学術大会

 5/16土曜日に休診させていただいて、第52回春季歯周病学会学術大会に参加してきました。岡山のコンベンションセンターで行われました。盛りだくさんのプログラムでした。私が聞いた演題を列記します。

・歯科衛生士・コメディカルスタッフシンポジウム
「有病者・高齢者医療における歯科衛生士・コメディカルスタッフの役割」
・シンポジウムⅡ
健康国家への兆戦ー歯の健康力ー
・ランチョンセミナⅤ
患者さんに優しいインプラント治療とはなにか?
ー即時負荷インプラントと低侵襲組織再生治療のコンビネーションー
・認定医・専門医教育講演
歯周治療に積極的に取り入れる矯正治療とは
・臨床ポスター

学会場ではたくさんの知り合いの先生方にお会いすることが出来ました。
久しぶりに旧交を温めることが出来とても楽しかったです。
学会はたくさんの情報を得ることが出来ます。さらに懐かしい人に再会することもできます。


岡山の駅でお土産を見ていたらたくさんの種類のきび団子にびっくりしました。
きな粉風味のもの、アンコが入ったもの、カラフルな色のついたもの等がありました。結局、オーソドックスなきな粉風味のものを購入しました。

第52回秋季歯周病学会は10/10土~10/11日に宮崎観光ホテルで行われます。
是非また参加したいと思っています。


 

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