田代歯科

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田代歯科医院ブログ カテゴリ:未分類

咬合療法と矯正

 今年の2月から9月まで筒井照子先生の咬合療法コースと矯正コースを受講しました。咬合は博多、矯正は東京で行われました。いっぺんに2つ受講するのはちょっと強行軍でしたが、1年を振り返ってみて本当に良かったなーと感じています。私の歯科医療に対するフィロソフィーを再確認することが出来ました。また今後、何をしていくべきか?ということのヒントをいただきました。ともかく、口腔内がなぜ崩壊するのか? どうすれば治癒していくのか?単純なことですがこの2つを突き詰めていくことが歯科医療の原点だと思います。照子先生、いつもありがとうございます。これからも、ご指導宜しくお願いします。


師走

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 今年もとうとう師走に入りました。一月にブログを書いて以来ずっとご無沙汰でした。申し訳ありませんでした。”今年は肩の力を抜いていきます。”と宣言しましたが、どうも力を抜きすぎてしまいました。だから、今年の10大ニュースをこの12月に振り返ってみたいと思います。この写真は、10大ニュースの一つです。10年ぶりに、ハワイで横田教授とAAPで発表しました。その時、ホテルの近くからから見えた夕日です。オレンジ色をした太陽が海に沈んでいました。とても綺麗な夕焼けでした。


3つの発表

 今年も残すところわずかに二日になってしまいました。11月、12月は臨床やセミナー・発表でとても時間の過ぎるのが早かったです。11月下旬から12月にかけて「歯周治療から見えてきたこと」というタイトルで3つの勉強会で発表させていただきました。
11/28土は九州歯科大学にて”志学会”という30代の若手中心の開業医・大学院生で構成される勉強会で発表させていただきました。時間の都合で、準備した内容の1/4程度しか話すことしかできませんでしたが、若手の先生方の純粋さ・素直さがとても心地良かったです。是非、チャンスがあれば続きをお話したいと思っています。
11/29金は北九州歯科医師会にて上田塾11月例会で発表させていただきました。ムーンシールドやトレイナーシステムに興味を持ってくれたようでした。この2つの治療はツボにはまれば、簡単な装置でかなり劇的な変化をもたらしてくれます。来年はさらに改善しながら実践して、患者さんの喜んだ姿をもっと見たいです。
12/12土は小倉歯科医師会館にて行われた”第12回九州歯科大学臨床歯周病研究会 症例検討会”で講演させていただきました。自分の開業してからの歩みを医局で学んだことを交えながら思いっきりぶつけてみました。ちょっと時間をオーバーしてしまいましたが、横田教授から”今年聞いた講演の中でもトップクラスに入る”という非常にありがたい言葉を頂きました。発表できる場を与えてくださり、本当に感謝しています。ありがとうございました。自分の中で一つの整理がつき、次のステップに前進して行くきっかけになりました。

これが今年最後のブログです。参加した講演会やセミナー、発表については全部書く予定でしたが、いくつかは書き漏らしています。来年は、もう少し肩の力を抜いて、気軽にリラックスして書いていきます。皆さん、ありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いします。


 

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九州歯科大学同窓会生涯研修セミナー

 10/3土、10/4日、九州歯科大学同窓会主催セミナー「インプラントのための骨造成のスキルアップ-GBRとサイナスリフトの基本手技-」を九州歯科大学で受講してきました。高橋教授はモナコで開かれた学会から帰国された直後で、時差にもかかわらず最近のインプラントに関する話題から、インプラントの基本(解剖・診断・外科手技)、骨造成(移植材・自家骨の採取方法・GBR・TIME)等ついて丁寧に講義をしてくれました。日曜日には、豚の顎骨と模型を使用してGBR・TIMEの実習を行いました。TIMEの時に使用したオートスクリューシステムは非常に侵襲が少なく有効だと感じました。矯正にも使用可能です。2日間にわたって、高橋教授をはじめ医局の先生方、業者の方ありがとうございました!リスクのある外科処置なので、改めて病診連携の大切さを感じました。

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ムーシールド講演会

 ちょっと報告が遅れましたが、8/1土、8/2日の二日間、九州歯科大学の生涯研修セミナーを受講しました。タイトルは「今から矯正治療を始めようと思っている先生方へ」、講師は北九州市開業の大木淳先生でした。ムーシールドについて、作製方法から臨床応用まで大木先生の臨床例を踏まえながら、明るく楽しく学ぶことが出来ました。ここでムーシールドについて簡単に説明をします。ムーシールドとは床型の矯正装置で、夜間就寝時に口腔内に装着することによって反対咬合を治療する装置です。簡便で負担が少ないので、幼児にも使用することが出来ます。作用機序は、上口唇圧を排除し、口唇圧のバランスを整えます。また低位舌を防止し、逆被蓋の改善を促します。これらの作用によって、筋機能を正常化させ、咬合の乱れを整えるというのがムーシールドの考え方です。当医院でも実際に使用して良好な結果を得ています。しかしながら、全ての患者さんにあてはまるわけではありません。歯列不正に関しても早期に原因を除去していくことが非常に大切なことが分かりました。この点では、歯周病治療と共通しています。これからライフワークとして、不正咬合の原因除去を主体とした矯正治療を勉強していきます。


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インプラテックス講演会

 7/19日アクロス福岡にて「SinCrest & T’sボーンスプレッディング講演会-全く新しいサイナスリフトテクニック -」に行ってきました。演者と演題を紹介します。

「ツールによって変わる症例の難易度ーちょっとした工夫で最大の効果ー」 

椎貝達夫 先生 

「SinusLift New Method of Crestal Approach」

呉本時男 先生 

今日の講演会では低侵襲、治療期間短縮、安全な手技がポイントでした。インプラント治療は、どんどん進化しています。情報についていくことが大変です。一体どこまで、進化するのでしょうか?


八幡歯科医師会主催学術講演会

 6/26(金)八幡歯科医師会館にて、平成21年度第1回の学術講演会が開催されました。内容を紹介します。

1. 学術ビデオ研修 「エプーリスの診断と治療」                      東京医科歯科大学教授 榎本昭二 先生                                           2. 学術講演 「わかりやすいホワイトニング」                                         九州歯科大学医療人間形成学講座 総合診療学分野 教授 寺下正道 先生

私は以前、エプーリスを切除した時に出血がひどく、止血に苦労したことがありました。ビデオではどのように行っているのか興味深く見ていましたが、結構大胆に切除していました。止血に関する詳細なコメントはなく残念でした。

近年、審美に関する患者さんの関心が高まってきています。ホワイトニングは歯に対する侵襲が比較的少なく、適応症であれば結果も良好であり審美治療の有効な手段の一つであると思いました。しかしながら、歯の切削を必要とする補綴治療は不可逆的な治療であるので、”医療と美容のせんびき”をどのように行うのかが大切だと感じました。

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画像 0021.jpg歯周病をコントロールして、歯を削ることなしにホワイトニングを行うと、       笑顔に自信がもてます!                 


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