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好きなことに情熱を注いで、人生を生き切ること

好きなことに情熱を注いで、人生を生き切ること

髙橋 眞人
2020年11月30日

おはようございます。
【今日の名言】水木 しげる
好きなことに情熱を注いで、人生を生き切ること。
しないではいられないことをし続けなさい。やりがいや充実感は結局、自分が好きなことの中にしか見つからない。
熱中する能力、いわば「好き」の力ほど、人生を生きていくうえで大事なものはない。
成功や栄誉や勝ち負けを目的に事を行ってはいけない。
才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
悲壮な顔をした人たちは成功や栄誉や勝ち負けにこだわってばかりで、仕事でも趣味でも恋愛でも、熱中することを忘れてしまったんじゃないですか。好きなことに没頭する、そのこと自体が幸せなはずなのに。
打ち込めることを真剣に探そうとすると、真面目な人たちには案外それが見つからないものです。見つけるにはコツがある。簡単なことです。好奇心を大事にすればいい。好奇心が湧き起こったら、とことん熱中してみる。これが近道。
不幸な顔をした人たちは「成功しなかったら人生はおしまい」と決め込んでいるのかもしれないね。成功しなくてもいいんです。全身全霊で打ち込めることを探すこと。
運なんてものはない。あるのは突撃力だけ。
他人の思惑などに振り回されず、自分のやりたいように生きる。外の世界にいちいち対応せず、自分の世界の流儀でやればいい。
本気で人を幸せにしようと思ったら、自分が傷つくことくらい覚悟しなくちゃいかん。
苦しいことから逃げてはいけない。人生はずっと苦しいんです。苦しさを知っておくと苦しみ慣れする。これは強いですよ。
金なんか、飢え死にしない程度にあったらええ。
戦争で片腕を失っても絶望なんてしなかった。だって生きてるんだから。
済んだことを言うもんじゃねぇ。
まず寝ることが幸福の基本。好きなだけ眠らずして何が人間か!何が幸福か!仕事を減らせ。
寝る時間を犠牲にしていた連中は、早々とあの世に行ってしまった。
適当にやらないとね、漫画家は死ぬよ。寝なきゃ駄目。食べたいものは食べないと駄目。疲れたら休まないと駄目。
多忙だと、心が鈍くなる。
私が漫画で食えるようになったのは40歳を超えてから。
好きなことにのめり込み、才能が開花してどんどん伸びたとする。でも、食べていくのは大変だ。なかなか儲かるもんじゃない。努力に見合うマネーはなかなか得られないもんです。だからといって、絶望したり、悲観したり、愚痴をこぼしてはいけない。
古今東西の「あの世」のことを調べていて、気づいたことがあります。それは、地獄の様子は場所とか民族とかによって様々に異なっていて、それぞれ迫力と現実感に満ちているのに、天国の方は世界中ほとんど同じだということです。実に単純なんだ。天国には美しい川が流れ、薄物をまとった美女がいて、美味しそうな食べ物が溢れている。環境が悪くなったのに目をつぶれば、まさに長い不況で暗く沈んだいまの日本は、天国じゃないですか。それなのに、現代人たちは悲壮な顔をしてあくせく働いています。
私が40歳を過ぎてようやく売れだしたころ、手塚(治虫)さんはすでに押しも押されもせぬ漫画界の重鎮で、スーパースターだった。だから、そのころの手塚さんは売りだしたばかりの中年漫画家のことなんかあまり意識していなかっただろう。だが、私は手塚さんを「ライバル」だと思ってやってきた。
筋を考えるのが漫画家の生命線です。私ははっきり言ってその努力は惜しみませんでした。いまでも続けている。なにしろ、漫画が好きだからね。私が売れなかった時代でも、原稿料の半分は、漫画の筋を考えるのに役立ちそうな本とか、妖怪の作画のための資料とかを買い込むのに使っていました。食べ物を買う金も満足に残らなかったが、それだけ「好き」の力が強かったのです。
私には驚く力が常人の十倍ぐらいありました。81歳を超えたいまでも「ふはっ!」と驚くことが1日に何度もあるのです。こうした能力は勉強しても伸びない。才能なんです。
人生をいじくり回してはいけない。慌てずにゆっくりやれ。
若いときは怠けては駄目です!でも、中年を過ぎたら愉快に怠ける癖をつけるべきです。
ある人が「水木さんは奇人変人の大家だ」と言ってくれたが、実際、私が長年にわたって古今東西の奇人変人を研究した結果、幸福な人が多いことがわかった。
私は得な性分で、辛かったことは忘れ、楽しかったことだけを覚えている。
※水木しげるは2015年11月30日、93歳で死去しました。


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