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心理操作

下記facebookからの記事の引用でございます

Chihiro Sato-Schuh

3月8日
【心理操作】
これまでロシアにとりたてて興味があったわけではないのだけれど、主流メディアがいっせいにロシアを悪者にし始めたら、実はロシアはけっこういい国なんじゃないかと思えてきた。最初は、報道の仕方があまりに一方的なので、ロシア側の情報が欲しくなっただけのことだった。だけど、それであれこれ見ていたら、2014年のクーデタ以降のウクライナが、本当にひどいことになっていることが見えてきた。
マイダン革命とも言われる2014年のウクライナ騒乱は、市民の革命などというものではまるでなく、右翼集団のクーデタと言うべきものだったのだ。ウクライナ民族主義の人たちが、親ロシアの政権を倒して、ウクライナ民族至上主義の政策を始めることになった。公用語はウクライナ語だけになり、ロシア語を使用することは一切禁じられたそうだ。もちろん、学校でもウクライナ語だけを使うことが強要され、ロシア語の学校は閉鎖された。
ウクライナ民族には、そんなにロシア民族を憎まなければならない背景でもあったのだろうか? いくらかはそういうこともあったのかもしれないけれど、このクーデタは、アメリカ国務省から出たお金で組織されたらしいこともわかっている。そのことからして、どうも人工的に作られた憎しみのように思えるのだ。キエフのマイダン広場でデモをやらせて、警察に賄賂を渡して騒ぎが大きくなるまで放置しておくようにさせ、狙撃兵が建物の上から銃を乱射して、広場は流血の騒ぎになった。それで、親ロシア派の大統領は失墜し、NATOよりの政権ができたのだ。
その後、ロシア系の住民が多い東の地域では、政府のウクライナ至上主義に反発して、独立運動が起こった。そこにネオナチ化した革命軍がやってきて、平和的にデモを行っている人々を攻撃し始めたのだという。警察がデモを鎮圧しにきたのではなくて、武器を持った集団が、暴力をふるい始めたのだ。この集団は、戦闘服を着て、ナチの親衛隊のマークを真似たシンボルをつけて、たがいにナチ風の敬礼を交わしていた。それだけではなく、彼ら自身が自分たちはナチだと言っていたのだそうだ。
彼らはデモの人々を銃で撃ち、倒れた人を殴り殺していたそうだ。そうして「ウクライナの勝利だ」と笑っている男たちの顔が動画に映っているのだけれど、その目が奇妙に狂気じみていた。
武器を持たない相手に残虐行為を行って、それで笑っていられるなんて、普通の人間の心理状態ではない。こんなことは、人格分裂でも起こしていなければ、できるものではないと思う。その目はゼレンスキーの妙にヘラヘラした顔つきを思い出させた。それでピーンときたのだ。この人たちは、心理操作されて、操られている人たちに違いないと。
西側のグローバルエリートたちが、ロシアを戦争に巻き込むために、ウクライナを駒にしているらしい。第二次世界大戦のときにドイツにやらせたのと同じことだ。ヒトラーは、イギリスのタビストック研究所に送られて、心理操作を受けたのだという。それで人工的に人格分裂させられ、誇大妄想を植えつけられて、独裁者の役を演じるためにドイツに送り込まれたのだそうだ。ナチスの親衛隊たちは、やはり異常な心理状態になっていたとしか思えない行動を示している。ユダヤ人たちを虐殺して、笑っていたことが知られている。これは、ウクライナで抵抗できない人を虐殺して笑っていたあの革命軍の男たちの態度と、あまりにも似ている。
ナチスドイツ下でユダヤ人に当たるものが、ウクライナではロシア系住民だったのだ。まるでロシア系住民が存在することが災厄であるかのように感じて、その人たちを殺すことに「自分たちが勝った」というような優越意識を持たされているかのようだ。
全体主義を人工的に作る心理実験が、1967年にアメリカの高校で行われたことがある。「ウェイヴ」と呼ばれていて、映画にもなっている。特別な服装とかシンボルとか挨拶などで、グループ帰属意識が作られ、グループに属さない人々を軽蔑するように教えられると、ほんの数日間で高校生たちは、グループに属さない人たちに暴力をふるうようになってしまったのだそうだ。これは、ごく普通の平和的な人々でも、ある条件がそろうと、集団暴力をふるうようになるということを示している。
80年前のドイツでも、8年前のウクライナでも、同じことが行われたのではないだろうか? 心理操作といったらナチスからCIAに受け継がれたMKウルトラが有名だけれど、これも実はドイツで作られたものではなくて、タビストック研究所から来ているという話がある。シティ・オブ・ロンドンは、人の心を支配することに19世紀の頃からもう関心を持っていて、研究させていたのだそうだ。彼らは世界中で戦争を起こさせては、両方の国に武器を売り、お金を貸して、支配力を強めていったのだけれど、戦争を起こさせるためには、人の心を操るのが一番効果的だと考えたのだ。
パンデミックでもウクライナでも、それは同じ物語のようだ。一定の行動や考えを持つことが要求され、そうでない人に対して差別意識を焚きつけられる。それによって、皆が同じ考えを持ち、同じように行動するように仕向けられているのだけれど、そこにはまらない人が何割かはいる。そして、その人たちは個であることに目覚めて、自分を信じることを覚えている。この2年間のパンデミック騒ぎは、いかに強烈な心理操作を浴びせられても、それでも染まらないで自分を保ち続けられる人たちが、少なからずいることを教えてくれた。
個であることと自分を信じること。そこに目覚めた人々は、もはや分断し差別する心理操作に操られることはなく、他人をそれぞれ個として認め、孤立するのではなく調和する関係を自然と作ることができる。それは、2020年のベルリンのデモでも見られたし、カナダやニュージーランドのフリーダム・コンヴォイでも、世界中のデモや抗議活動でも、見ることができる。そこには、帰属意識ではなく、個を認め合うところに生まれる調和の関係がある。
つまるところ、支配の世界を終わらせるのは、それでしかないと思う。私たち一人一人が集団に操作されない個としての自分を保ち、たがいに調和した関係を作ることを知ることなのだ。


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