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竹林直紀先生の投稿

竹林直紀先生の投稿

竹林 直紀
6月9日 23:19
厚生労働省から6月4日までの新型コロナワクチン接種後の死亡事例の概要が発表されました。
前回の5月22日から6月4日までに111人増え、合計196人となりました。その多くが70歳以上の高齢者(162人)となっています。因果関係は全ての例で評価できないということです。
恐らく、寿命であったり基礎疾患が原因であったりということで、ワクチンとの因果関係の証明は難しいということになるのではないでしょうか。
コロナワクチン接種により、多くの高齢者の重症化を防ぐことができるということを考えれば、この程度の数値は非常に少なく問題にならないと専門家は主張することでしょう。しかしこのデータから導き出される「一般化されるエビデンス」とは、集団の物語であり、個々の物語ではありません。
ワクチン接種回数の0.001%しか亡くなっていないので問題ないと言う「3人称」の物語とは別に、各個人から見たワクチン接種においては、亡くなるかそうでないかの50%の確率という「一人称」の物語もあるということを、忘れるべきではないでしょう。
ワクチン接種と因果関係がないと主張されたとしても、直前まで元気だった場合は特に、ワクチン接種させたことについて家族が後悔の念を持つことになります。インフルエンザワクチンとは全く異なる新しいワクチンであり、その接種後の死亡例の数も桁違いに多いということをわかった上で判断して欲しいと思います。


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