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日本でも抗体検査が始まることを期待しています。

日本でも抗体検査が始まることを期待しています。本間先生、有難うございます。

 

 

本間真二郎

『アメリカで開始!日本でもやはり1日も早い大規模な抗体検査を希望します』

これまでに書いた記事のまとめは以下を参照してください。
https://www.facebook.com/shinjiro.homma/posts/2641620056162997

ついに、アメリカでは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の抗体検査が始まります。
https://www.nikkei.com/artic…/DGXMZO57960600R10C20A4MM8000/…

トランプ米大統領は10日の記者会見で、米国のCOVID-19感染による死者数が最低10万人とした(政府の)予測を「大幅に」下回るだろうとも指摘しています!!

つまり、例年の季節性インフルエンザ(毎年全米で4~6万人が亡くなります)よりも死亡者はかなり少なくなるだろうということです(抗体検査によりCOVID-19の実体がよりはっきりわかります)。

今後どのように推移するのかわかりませんが、いずれにしても、日本でも検査ができる体制を整え、早急に大規模な調査をして欲しいと思います。

ただ抗体検査といっても注意すべきことがたくさんありますので、今回はその点を記事にまとめました。

まず、抗体検査では以下のように非常にたくさんのことがわかります。逆に言えば、詳しい抗体検査をしなければ、COVID-19の実体はほとんどわからないままと言っていいと思います。

①現時点での抗体を持っている人の数、割合
・どのくらいの人がすでに感染しているのか?
・不顕性感染(感染しても症状が出ない人)がどのくらいあるのか?
・すでに昨年末から日本に入って来ているという説は本当か?
・つまり、多くの人が感染していて、すでに抗体を持っているのか?
・感染しているのなら、どの型か(S,L型? A,B,C型? 下記参照)
②抗体ができないウイルスなのではないのか?
・抗体自体ができない?
・普通の抗体はできても中和抗体(下記参照)はできない?
③抗体が長続きしない?
・どのくらい長く抗体が残り、有効なのか?
④抗体を持っている人は別の型のウイルスにも効果があるのか?
⑤抗体を持っている人の方が別の型のウイルスの感染で重症化する(ADE=抗体依存性感染増強という病態がある)可能性があるのか?
⑥治る過程と抗体の関係
・抗体が病気の改善に関係しているのか?
・関係しているのなら、どの抗体が、どの程度あればいいのか?
・関係していないのなら、なぜか?
⑦重症化と抗体の関係
・重症例と軽症例での抗体のでき方の違い
・重症化での抗体の推移
・重症化での抗体の役割
⑧持続感染、潜伏感染、再感染、再燃があるのかどうか?
・これらと抗体、中和抗体との関係
・ 更には遺伝子配列(シークエンス)の違いも(これは抗体検査ではありません)
⑨抗体と感染予防
・どの抗体がどの程度あれば感染しないか、人にうつさないか?
・つまり、職場や活動の再開の目安をどう考えるか
・・・

次に抗体検査にあたって知っておいた方がいいと思われることをまとめます。
①何を使って測定するのか 検査の感度と特異度は?
簡易キットを使うのか、実験室レベルの詳細な測定をするのかということです。簡易キットは安価で、すでに使えるものがありますが、下記の通りより詳しい検査が必要だと思います。

検査における感度、特異度とは簡単には「みのがさない能力」と「間違えない能力」のことです。なるべく両方共に優れている検査がもちろん理想ですが、どの程度であるかがわかっていることが大切です。

②何を測るのか IgG、IgM、中和抗体、その他
IgGは、感染したことがあるのかどうかがわかります。
IgMは今、感染中であるのかどうかがわかります。
中和抗体は、免疫がある(かからず、うつさない)かどうかがわかります。

これらのいずれも計れる検査法が望まれます。できない場合、その検査で何を測定しているかを理解していることが大切です。

③陽性、陰性だけをみるのか、定性するのか、定量するのか
陽性か陰性とは、あるかないかという意味です −か+
定性とは、抗体の量の大体の目安です −、±、+、++、+++など
定量とは、抗体の量の値です 4倍、256倍など

30分程ですぐに結果が出る簡易キットでは通常、陽性か陰性、あるいは定性検査になります。実験室レベルでは、定量までできます。
COVID-19の詳しい解析には、定量までできるものが必須になります。診断するだけなら陽性/陰性の区別で十分になります。

④どの型のウイルスを検査しているのか
以前より、新型コロナウイルスにはS型とL型があることがわかっています。数日前の報告では、すでに3種類ABC型があり、さらに細かくたくさんの種類のウイルスに変異していることがわかります。
https://nazology.net/archives/56349…

これらのどれを測るのか、個別に測るのか、すべていっぺんに測るのかということです。それぞれのウイルスに対する抗体を個別に測れるのかいいでしょう。診断するだけならすべてをいっぺんに計れるものが良いものになります。

⑤どのタイミングで測るのか 今、1ヶ月後、1年以上後・・・
通常、抗体検査を使った大規模な疫学調査は、流行から数ヶ月以上たってから検査するのですが、今回のCOVID-19では、今(なるべく早く)測っておくことも重要だと思います。さらに定期的に追加検査も必要でしょう。

⑥誰の抗体を測るのか 健康者、患者、感染後の人
患者を診断するだけなら簡易キットで十分です。詳しい解析にはできるだけ多くの健康者(全年齢層を含んだ)の検査をする必要があります。

まとめると、COVID-19の実体を解明するための抗体検査は①IgG、IgM、中和抗体のいずれも検査でき②陽性、陰性、定性の簡易検査ではなく、定量が可能で③すべての型を個別で計れるものが必要です。さらに、抗体検査で、④今なるべく早くとその後の定期的な抗体検査を⑤患者だけでなく、健康者を含めた大規模数のスクリーニングで行うのが良いと思います。

抗体検査の結果によっては、大きな不安を除くことになると思いますし、今やっている対策のほとんどすべてが実は不要になる可能性もあります。現在、何よりも必要なのは、冷静になるための安心感ではないしょうか?


抗体検査がカリフォルニアで始まっているそうです。

抗体検査がカリフォルニアで始まっているそうです。

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この仮説が証明されて欲しいです。

この仮説が証明されて欲しいです。

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新型コロナウイルスの死亡率が低い日本人

この仮説が事実ならば嬉しい!

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先田寛志先生の熱い思いです。

先田寛志先生の熱い思いです。

 

先田 寛志

4月10日 10:14

☆20210.4.12 更新)
私用の整理ノート代わりですが、もしお役に立つ方がいらしたらと、あえてこの時期から公開させていただきます。今の混乱が終息し、また安心して大好きな歯科のシゴトができるようになるまで続けようと思っています。
あ、独り言の長いバージョンだと思ってください😊
他の業種の方のコメントも大歓迎です❤️
2020年4月10日 歯科医師 先田

【今必要なこと】
・今後の最悪の事態に備えて準備を整えること。
今後ますます必要な物資の供給が不安定となったり、マスコミの歯科に対するバッシングが強まってきた時に、これまでと同じような感覚では診療再開できない。しかしながらいつかは抜けることができる長いトンネルであると信じ、途中で息絶えることが無きようキャッシュフローを再び見直す。まだまだローンの返済もある、愛するスタッフたちの雇用や生活を守ることも大事、そして何より自分を必要としてくれる患者さんの為に。
とにかく資金ショートさせない!なめてたらあかん!それが最も怖い。
・ぶれないこと。
人はいろんな考えをもち、いろんな状況を抱えている。何がいいとか悪いとか、何が正しいとか間違いだとかはわからない。それぞれがそれぞれの信念をもとに選択された行動に従って生きるしかない。そしてそこから導かれた結果は、自身の選択がゆえのものであると責任をとること。決してぶれることなく、そして言い訳しない。
・日本の歯科医療業界で切迫した危機に瀕している方々を支援すること。
歯科医師のみならず歯科衛生士、歯科アシスタント、歯科技工士、メーカーの方々など今まで自分を支えてきてくださった方々、これからの日本の歯科を担うべく人たちを全力で支援する。自分にできることは、なんでもする。

【今気をつけなくてはならないこと】
・すべての人に好かれようと、ええかっこしいをしないこと。
・人の意見を変えようと格闘しないこと。
・今、この一瞬一瞬を大切にすること。

【これからの予測】
・相当長引くかもしれない。
・人と人との争いを目にすることが増えてくる。
・歯が痛むとか、親知らずが腫れてきたとか、本当に急を要する患者さんを(安心して)受け入れるクリニックが全国に必要。歯医者難民が増えるかもしれない。
・ますます院長など経営者のリーダーシップが試されてくる。もはやインテグリティー無しでは存在できなくなる。それが凄い勢いで加速される。

☆20210.4.12 更新

【気が付いたこと】
・感染防御のためとは言え、随分多くの資源を消費してきたものだ。今マスク不足になってはじめてその再使用が検討されている。ものが消費されないと企業がもうからず、経済は落ちるかもしれないが、廃棄物を減らすことで環境破壊、地球温暖化の防止には寄与できる。今一度エコに目覚めることも大事な機会なのでは?
・このまま感染防御の壁が崩れていくと、そんなに遠い将来でなく歯科医院でクラスターが発生することは避けられそうにない。
・自分の投稿がシェアされたとき、そのさらに先のシェアまで追いかけることはできないため、そこで何を言われてもそれも含め自分の責任であり、言い訳する資格なし。

【今必要なこと】
・時間を無駄にしないこと、これに尽きる。リフレッシュも必要だが、出来た時間をだらだら過ごすことはあとで大きな後悔となるだろう。
・自分をしつける、習慣を変える。
・良いと判断したことは、スピード感をもってどんどん行動に移していく。

【今気を付けなくてはならないこと】
・これから二週間はかなりのスピードで情報が交錯するだろう。すべて取りに行こうとはせず、待つ姿勢も大事。受け取る準備さえしていれば、本当に必要な情報は入ってくる。
・これからの時期、特に自己主張が強かったり、エゴイズムが見え隠れする人には近づかない。
・詐欺に気を付ける。家族も詐欺から守ること、偽情報があふれてくる。

【これからの予測】
・歯科医師会の対応が問われてくる。本気で会員や日本の歯科医療の未来を大事に考えているかどうかが顕わになる。
・若い世代の声がSNSなどでより拡散される。時間ができて、ストレスがたまった人たちが放つ不平不満の言葉が今まで以上に目につくようになる。

以上、現場からでした(*^^*)

 

ナチュラルクリニックOSAKA


歯科医院における新型コロナウイルス感染症対策

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今度の日曜日が楽しみです。

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