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田代歯科医院ブログ

第8回 咬合療法研究会 総会

 今年の7/31、8/1神戸国際会議場で「病院力」をテーマに第8回 咬合療法研究会総会が行われました。私は初めて咬合療法研究会の総会を経験しました。多くの学会・講習会・勉強会に参加してきましたが、久しぶりに何か”熱いもの”を感じました。これは坂口大会長を筆頭に関西支部の先生方が”総会を盛り上げるぞ”という強い気持ちを共有して会の運営をされたからだと思います。一つ一つの発表のレベルが高く、発表者が真摯な態度で自分の思いを語っていました。だから活発で有意義な質疑応答がされていました。それらは”見えないものに気づきを与える”愛情に満ちたやり取りでした。最後に、咬合療法研究会の最大の魅力は、現場で咬合療法を着実に実践されている先生方は、患者さんは勿論のこと周りにいる人たちを”いい顔”にしていることです。私も自分の出来ることから一歩一歩進んでいきます。

 


歯周治療から見えてきたこと

 「歯周治療から見えてきたこと」というタイトルで11月19日(金)に行われた八幡歯科医師会主催の学術講演会で、発表をさせていただきました。私は、今年で東京歯科大学を卒業して24年目になります。卒業後、開業医勤務、九州歯科大学勤務、開業と3足のわらじを履いてきました。この間ずっと、臨床に携わりながら、多くの人との出会い・別れ・再会を繰り返してきました。これらの体験が現在の自分を形作っています。この発表では、自分の臨床を「今までやってきたこと」「今やっていること」「これからやりたいこと」という切り口で捉えながら、臨床例を交えて私の現段階における考えや思いを述べさせていただきました。会場の皆様の暖かい雰囲気がとても嬉しかったです。またその後に行われた懇親会でも、三箇会長をはじめ学術委員会の皆様からありがたい言葉をいただき本当に心に残る一日となりました。ありがとうございました。


咬合療法と矯正

 今年の2月から9月まで筒井照子先生の咬合療法コースと矯正コースを受講しました。咬合は博多、矯正は東京で行われました。いっぺんに2つ受講するのはちょっと強行軍でしたが、1年を振り返ってみて本当に良かったなーと感じています。私の歯科医療に対するフィロソフィーを再確認することが出来ました。また今後、何をしていくべきか?ということのヒントをいただきました。ともかく、口腔内がなぜ崩壊するのか? どうすれば治癒していくのか?単純なことですがこの2つを突き詰めていくことが歯科医療の原点だと思います。照子先生、いつもありがとうございます。これからも、ご指導宜しくお願いします。


Cデンチャー

 12月に入って、今年の10大事件を書く予定にしていましたが、あっという間に慌しく過ぎてしまい大晦日になってしまいました。そこで、今年の印象に残った出来事をいくつかピックアップして書いていきます。ともかく今年の一番の出来事は、2泊4日の行程で10/31~11/3にハワイのホノルルで開催された96th Annual Meeting of the American Academy of Periodontologyに参加したことです。私は10年前のこの大会で学位論文になる発表をしました。今回は九歯大の横田教授たちと”Cデンチャー”について共同発表をさせていただきました。この装置は、歯周病のリスクファクターの一つである動揺をコントロールします。横田教授がノンクラスプデンチャーの材質からヒントを得て開発された独自の装置です。今後、いろいろなことに応用できるのではないかと思います。斬新な概念は、既成概念を組み合わせることによって生まれることを強く感じました。しかし、単に組み合わせるだけではなく、それまでに至る経過がそれ以上に大切だと感じました。 


師走

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 今年もとうとう師走に入りました。一月にブログを書いて以来ずっとご無沙汰でした。申し訳ありませんでした。”今年は肩の力を抜いていきます。”と宣言しましたが、どうも力を抜きすぎてしまいました。だから、今年の10大ニュースをこの12月に振り返ってみたいと思います。この写真は、10大ニュースの一つです。10年ぶりに、ハワイで横田教授とAAPで発表しました。その時、ホテルの近くからから見えた夕日です。オレンジ色をした太陽が海に沈んでいました。とても綺麗な夕焼けでした。


明けましておめでとうございます!

年末・年始は妻の実家の宮崎に家族4人で遊びに行きました。義父・義妹をはじめ皆さんに本当に歓迎していただきました。ありがとうございました。北九州も寒かったようですが、南国宮崎もとても冷え込みました。宮崎の空は、本当に雲ひとつなくマリンブルーの抜けるような青空でした。清々しい気持ちになりました。元旦は、実家近くの中野神社に初詣に行きました。美味しいぜんざいと名物のたくあんをご馳走になりました。身も心もあたたかくなりました。中野神社の皆さんありがとうございました。

田代歯科医院では今年も、明るく、元気に、楽しく、スタッフ一同力を合わせて仕事に取り組みます。皆さん、どうぞ宜しくお願いします!

 


3つの発表

 今年も残すところわずかに二日になってしまいました。11月、12月は臨床やセミナー・発表でとても時間の過ぎるのが早かったです。11月下旬から12月にかけて「歯周治療から見えてきたこと」というタイトルで3つの勉強会で発表させていただきました。
11/28土は九州歯科大学にて”志学会”という30代の若手中心の開業医・大学院生で構成される勉強会で発表させていただきました。時間の都合で、準備した内容の1/4程度しか話すことしかできませんでしたが、若手の先生方の純粋さ・素直さがとても心地良かったです。是非、チャンスがあれば続きをお話したいと思っています。
11/29金は北九州歯科医師会にて上田塾11月例会で発表させていただきました。ムーンシールドやトレイナーシステムに興味を持ってくれたようでした。この2つの治療はツボにはまれば、簡単な装置でかなり劇的な変化をもたらしてくれます。来年はさらに改善しながら実践して、患者さんの喜んだ姿をもっと見たいです。
12/12土は小倉歯科医師会館にて行われた”第12回九州歯科大学臨床歯周病研究会 症例検討会”で講演させていただきました。自分の開業してからの歩みを医局で学んだことを交えながら思いっきりぶつけてみました。ちょっと時間をオーバーしてしまいましたが、横田教授から”今年聞いた講演の中でもトップクラスに入る”という非常にありがたい言葉を頂きました。発表できる場を与えてくださり、本当に感謝しています。ありがとうございました。自分の中で一つの整理がつき、次のステップに前進して行くきっかけになりました。

これが今年最後のブログです。参加した講演会やセミナー、発表については全部書く予定でしたが、いくつかは書き漏らしています。来年は、もう少し肩の力を抜いて、気軽にリラックスして書いていきます。皆さん、ありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いします。


 

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第27回日本小児歯科学会 九州地方会大会

 11/22(日)、九州歯科大学にて第27回日本小児歯科学会 九州地方会大会がありました。今回のテーマは「子どもたちの健全な咬合育成を目指して」でした。私の専門は歯周病ですが、開業していると子供を診療する機会もあるので、このテーマに惹かれて初めて参加してみました。現在当医院で取り入れている床矯正、ムーンシールド、トレイナーシステム、態癖指導などと関連する講演や発表があり大変興味深かったです。また、大会会長の牧憲司教授をはじめたくさんの九歯大時代にお世話になった先生方とも再会することができました。牧教授、これからも宜しくご指導お願いします!!!

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第11回日本歯科医療管理学会 九州支部 学術大会

 11/8(日)、福岡県歯科医師会館にて第11回日本歯科医療管理学会 九州支部 学術大会に参加してきました。テーマは「歯科医院経営のベーシック~医療の本質を問い直す~」でした。医療の原点とは何かということを考えさせられるテーマでした。良質な医療は健全な経営のうえに成り立ち、患者ニーズを適切に捉えることが基本だと感じました。またこれからの歯科医院は、医療の提供体制や事業継承のあり方を考え直す必要性があるのではないかと感じました。

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顎顔面矯正治療のすすめ

 11/3(火・祝)、大阪白水貿易6Fホールにて”顎顔面矯正治療のすすめ”というセミナーを受講してきました。講師は鹿児島で開業されている黒江和斗先生でした。このセミナーでは、不正咬合の成因となっている歯槽骨や顎骨、頭蓋骨、それらを取り巻く軟組織の発育の問題の捉え方(不正咬合の構造と病態論)、その効果的な治療法としての顎顔面矯正治療の進め方について、基礎的、臨床的知見を基に解説を加えてくれました。黒江先生の豊富な知識と経験から繰り出される論理的な講演は時間を忘れさせてくれました。質問にも答えていただきありがとうございました!

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