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田代歯科医院ブログ

九歯大 基礎・臨床セミナー

1/25日曜日に九州歯科大学同窓会主催の基礎・臨床セミナーに参加しました。
昨年の12/7に引き続き2回目です。前日の雪が残っていましたが、参加者は多かったです。午前中は補綴で午後は総義歯についてでした。
演題と講師の先生を紹介します。

午前 9:30 ~ 12:00
支台築造を再考する
~脱離や歯根破折を少なくするために~
講師小城辰郎先生(九州歯科大学 口腔再建リハビリテーション学分野 講師)

審美性を獲得するための支台歯形成と印象採得
講師 大村 祐進 先生(山口県下関市開業)

午後 13:00 ~ 15:30
ティッシュコンディショナーの使い方
講師 有田 正博 先生(九州歯科大学 顎口腔欠損再構築学分野 准教授)

機能解剖学を背景とした総義歯治療学
講師 脇本 貢 先生(福岡市中央区開業)

北九州 八幡西区 歯周病治療 インプラント 田代歯科医院

田代歯科医院
福岡県北九州市八幡西区藤田2丁目4
TEL093-621-5287


今年最初の講演会

 1/18日曜日、筒井塾主催の「スプリント・矯正床装置 臨床応用        ~全身の中での最適な下顎位~」の講習会に参加しました。              場所は、兵庫県歯科医師会館でありました。
前日、黒崎部会の新年会が「はつしろ」でありましたが、始発の新幹線で新神戸まで行きました。新神戸からは、地下鉄西神・山手線で県庁前まで行きました。そこから徒歩で坂を上りながら、兵庫県歯科医師会館まで約10~15分ぐらいで着きました。朝早かったせいもありますが、新神戸に着いた時は、寒いと感じました。また地下鉄の中では、当たり前ですが、話している人が関西弁だったので、ちょっと新鮮でした。講演は1時間の昼休みをはさんで、10:00~16:30ぐらいまで行われました。長期の臨床例から導き出される原理・原則は説得力がありました。また長時間にもかかわらず、講演を一人でされた照子先生のパワーは素晴らしいと感じました。

講演の内容で重要だと感じたことを列記します。

・崩壊の道がたどれないと、治癒への道はたどれない。
・元の形・位置に戻す→原因を取り除くと生体は戻る。
・下顎が後方に押し込まれる時のサイン
・上顎骨が変位している場合は、治るまで時間がかかる。

五大禁忌
1. Vertical Dimensionを低くすること。
2. 上顎・下顎を後方に、押し込むこと。
3. 歯列を狭窄させること。
4. 顎関節に負荷をかけること。
5. 歯列・歯牙単位ではまりこむこと。

オクルーザルスプリント→グライディング→ルーズな咬合
スタビリゼーションスプリント→クレンチング→はまり込み

咬合と下顎位は奥がとても深いので継続的な勉強が必要だと痛感しました。

北九州 八幡西区 歯周病治療 インプラント 田代歯科医院

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アホは神の望み

 
アホは神の望み.jpg 今年から、私が読んで面白かったり、納得したり、感動したりした本を紹介していきたいと思います。(かなり、独断と偏見がありますが、ご容赦ください)      記念すべき初回は、村上和雄先生の「アホは神の望み」です。村上先生を知らない方は、このタイトルを見たら一瞬、神様を冒涜しているのではないかと思うかもしれません。しかし、まずプロローグを読んでみてください。「笑い」が体や精神に及ぼす影響をユーモアを交えながら、面白可笑しく、実は鋭く分析されています。読み進めていくうちに、様々なキーワードに遭遇します。               例えば、「Stay hungry,stay foolish」「ナイトサイエンス」「サムシング・グレイト」等、生きていく上で、とても参考になることがたくさんあります。思わず村上ワールドに引き込まれてしまいます。一言でこの本を要約すると、「宗教と科学を融合した本」 ではないかと感じました。  

 

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今年も宜しくお願いします!

 ちょっと遅れましたが新年明けましておめでとうございます。スタッフ一同、明るく、元気に、仲良く、患者さんのために仕事をしていきます。どうぞ今年も田代歯科医院を宜しくお願いします。

下の写真は、伊勢神宮の皇大神宮(内宮) の鳥居から登る日の出だそうです。 素敵ですね。日の出を見ると気持ちが新たになります。

1231-0101 初日の出.jpg

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上田塾12月例会

 今日は12/25(木)に行われた上田塾12月例会の報告をします。
最初に森先生からKIG特別講演会のお知らせがありました。
演題:「予知性と審美性を考慮したImmediate Loadingのガイドライン」
講師:堀内克啓 先生
日時:平成21年1月17日(土曜日)14:00~18:00
会場:小倉歯科医師会館
受講料:3000円


抄読会12.25.2.jpg抄読会:「結合組織を用いたエンベロープテクニックによる根面被覆術の        
長期経過観察:20症例の報告」
文献:Int J Periodontics Restrative Dent 2007;28:19-27
発表者:博多歯科クリニック 郡家裕人 先生
結論:ベースライン時のMillerの分類のクラスが上がるほど、
根面の完全な被覆ないし部分的な被覆が達成される可能性が低くなる。
討論話題
・犬歯の結果が良好な理由
・Miller3.4級に対する結果を良好にする方法は無いのか?

 


椋誠二先生.jpg症例発表1
演題「炎症と力によって引き起こされた典型的な臼歯部咬合崩壊の症例       ~多くの反省を踏まえて~」
発表者:山口市開業 むくのき歯科医院 院長 椋 誠二 先生
討論話題
・プロビジョナルレストレーションのゴールとは?
・ファイナルをどこから行うのか?
・カーブオブスピーの付与方法
・咬合崩壊のメカニズム

 


瀬戸先生.jpg症例発表2
演題「日常臨床」
発表者:白石歯科医院 瀬戸泰介 先生
討論話題
・動揺歯の連結方法
・連結範囲の決定方法
・自然挺出の方法
・最終補綴後の動揺

座長:博多歯科クリニック 山田潤一 先生                       司会進行:浅尾歯科医院 浅尾 武 先生

1月の例会は上田先生がドイツで発表のためお休みです。                      


JACD冬の例会

 12月21日(日)に株式会社ヨシダ九州支店(福岡営業所)でJACD冬の例会がありました。当日の内容を紹介します。

司会進行:高村聖一 先生
開会挨拶 平野健一郎 先生 JACD主宰 筒井照子 先生
第1題 「咬合と姿勢をふまえた包括歯科臨床-10年先の健康を考える-」
発表者:武内久幸 先生 座長 高村聖一 先生
第2題「包括歯科臨床-ツツイズムを追い求めて-」
発表者:中条伸哉 先生 座長:三橋哲哉 先生

第3題「見えてなかった力のコントロール」
発表者:木下俊克 先生 座長:JACD会長 上田秀朗 先生
第4題「現場で役立つ顎関節の臨床」
発表者:平野健一郎 先生 座長:JACD副会長 国賀 就一郎 先生
閉会挨拶:JACD会長 上田秀朗 先生

皆さん、素晴らしい発表で各先生方の臨床に対する強い情熱を感じました。
また正常咬合の診断・育成・回復・管理が非常に重要だと痛感しました。

例会後、博多駅筑紫口のホテルクリオコート博多2F円座で忘年会がありました。
ビール・焼酎・焼き鳥を共に懇親を深め合いました。


包括歯科臨床.jpg

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症例検討会と忘年会

 12/13土曜日に九州歯科大学口腔治療学講座歯周病制御再建学分野の症例検討会と忘年会がありました。症例検討会では、大学3人の若手の先生と鹿児島県開業の高良憲明先生の発表がありました。順番に演題と発表者を紹介していきます。

第1題:「根分岐部病変を伴う予後不良歯をエムドゲインを併用した再植術によって保存した一症例」 発表者:守下昌輝 先生
第2題:「矯正治療後hopeless teethと診断された歯に対して再植とEMDを併用することで保存した1症例」 発表者:村田尚子 先生
第3題:「歯周治療が血糖コントロールに有益であった可能性のある症例」
発表者:松本ゆかり 先生
第4題:「非外科的治療による骨再生の評価について」 発表者:高良憲明 先生

第1、2題では通常では抜歯になる歯に対して、抜歯後、口腔外でデブライドメントし、引き続いてエムドゲインで処理後、抜歯窩に戻して経過を観察するということが行われていました。口腔外では処置を確実に行うことが可能です。しかし、抜歯の侵襲や再植後の創傷の治癒に注意が必要だと感じました。またこのような発想があると、抜歯の判断基準に再考が必要だと思いました。
第3題では、今後歯科と医科が連携を緊密にするためには、歯周病が全身疾患と関連することを積極的にアピールする必要性があると感じました。
第4題では、規格性をもってエックス線を撮影し、その結果を客観的に分析し、
非外科治療によって水平的骨吸収が垂直的に改善したことを証明した発表でした。一つ一つのステップを確実に丁寧に行っていく姿勢には、本当に頭が下がりました。

症例発表後、場所を移して、ホテルクラウンパレス小倉で忘年会がありました。
横田教授を筆頭に、牛島(直、進)先生、伊東先生、中島准教授、三宅先生、高良先生、中野先生、私がスピーチを行いました。スピーチでは各先生が近況や今後の歯科界の展望を話してくださり、非常に参考になりました。また現在増加している鬱病が一つのテーマとなり本音で体験談を披露していただきました。

症例検討会では歯科医師としての勉強、忘年会では人間としての勉強ができました。皆様のおかげで、中身の濃い1日を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。


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基礎・臨床セミナー

  12/7日曜日に九州歯科大学同窓会主催の基礎・臨床セミナーを受講してきました。このセミナーの特徴は、テーマごとに基礎(大学の研究者)臨床(円熟した開業医の先生)がペアになって講演を行うものです。このことによって専門的なことをより理解しやすくなります。今日は午前中がエンドで、午後がインプラントでした。4人の先生方がそれぞれの立場で、一生懸命熱意をこめて講演をしてくれました。ありがとうございました。演題のタイトルと講演をしてくれた先生を報告します。

午前9:30~12:00
歯内療法における基本的手技の再考
~現在の学生教育内容とクリティカルパス~
講師 諸冨 孝彦 先生 (九州歯科大学 齲蝕歯髄疾患制御学分野) 

根管治療の臨床診断と効率化
~下川エンドの勘どころについて~
講師 木村 英生 先生 (北九州市若松区開業)

午後13:00~15:30
インプラント術前診査におけるX線CTの活用法
講師 田中 達郎 先生 (九州歯科大学 画像診断学分野 講師)

時代のスタンダードを考える
講師 榊 恭範 先生 (福岡市中央区・行橋市開業)

 

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トロフィーパン プラスの講演会

 11/30日曜日、株式会社ヨシダ九州支店6F会議場で「パノラマ3D画像で治療が変わる!!」という講演会に行ってきました。講師は熊本県熊本市開業の有吉洋先生でした。有吉先生は「スローデンティストリー」という目標を掲げられており、若い先生たちの教育にも力を注いでいる先生です。(詳しくはホームページを参照されて下さい。)デジタルパノラマX線装置”トロフィーパン プラス”の活用方法について臨床例を織り交ぜながら分かりやすく解説していただきました。講演が双方向であったので、いろいろなお話が聴けて楽しかったです。3次元的に診断することは、インプラントだけでなく、歯内療法における歯根の形態や病変の広がり、埋伏歯の形態や下歯槽管との関係の把握などにも非常に有効であることが分かりました。特に下歯槽管は分岐していることがあり、画像を連続的にチェックすることが重要であることが分かりました。また上顎前歯部では切歯管や歯槽堤基底部の陥凹に留意することも大切なことがよく分かりました。

 有吉先生、株式会社ヨシダの皆さん有意義な時間ありがとうございました!!

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上田塾11月例会

 11/27木曜日に上田塾の11月例会がありました。今回はその報告をします。発表に先立って、今回からオブザーバーになられた高村信嘉先生の紹介がありました。高村先生は福岡歯科大学18期生で、八幡西区開業です。八幡歯科医師会医療保険委員をされています。


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最初の発表者は、小倉北区開業の田中茂樹先生で、演題は重度歯周病への対応と経過について」でした。重度歯周病患者さんにおける8年の経過を、詳細な病態の分析後、歯周基本治療、歯周外科、プロビジョナル、最終補綴、メインテナンスに移行するまでの各ステップにおける問題点を抽出しながら発表をしてくれました。ディスカッションとして以下のことが検討されました。

・上下顎の歯列弓のアンバランスをどのように解決するか?

・上顎の歯列弓をどのように拡大するのか?

・キーアンドキーウェイの応用方法

 私は、積極的な矯正治療を行うことなしに、上顎の歯列弓の形態が改善された事が大変興味深かったです。またオーストラリアでのスノーボードの映像が傑作でした!

 
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 次の発表者は島根県で開業されている歯科緑ヶ丘クリニック院長の椋秀雄先生で、演題は「インプラントの習得を目指して」でした。性格の対照的な2人の患者さんにおけるインプラント治療について発表をしてくれました。ノートに手術計画や術後の反省点を記載されており、非常に真摯にインプラント治療に取り組まれている姿が印象的でした。ディスカッションとして以下のことが検討されました。

・1回法によるインプラントの埋入位置

・一口腔の中でインプラント治療をどのように位置づけるか?

・鬱病患者さんの対応方法

 発表前の自己紹介で椋先生の朗らかでユーモアのある性格が伝わってきました。鬱病患者さんに遊離歯肉移植やインプラントを積極的に行う勇気には頭がさがりました。


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 最後は白石歯科医院の瀬戸泰介先生が「固定したコラーゲン遮蔽膜による上顎洞粘膜の穿孔の修復:組織学、X線的に成功が立証された外科術式」(Int J Periodontics Restorative Dent 2008;28:9-17)の抄読をしてくれました。上顎洞挙上術の併発症としてシュナイダー膜の穿孔があります。この穿孔に対して、膜(バイオメンド)と移植材を使用することによって”パウチ”をつくり、移植材の散乱を防ぐ方法について解説をしてくれました。上の写真はそのシェーマです。ディスカッションとして以下のことが検討されました。

・小さな穿孔では必要ないのではないか?

・大きな穿孔では処置を中止した方がいいのではないか?

本当はどのようにすればいいのでしょうか?

 症例発表時の座長は博多歯科クリニックの原口尚大先生が一生懸命勤めてくれました。お疲れ様でした!次回の例会は12/25木曜日20:00より北九州歯科医師会館で行われます。

 

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