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田代歯科医院ブログ

ご無沙汰していました!

 長い間ブログ更新をしていませんでした。これからは、もっと肩の力を抜いて、勉強の話題だけでなく、最近の出来事や感じたこと・思ったこと、面白かったこと・感動したことを気軽にスタッフと一緒に書いていきます。どうぞ宜しくお願いします。


田代 芳之さんがカバー写真を変更しました。


田代 芳之さんがプロフィール写真を変更しました。


2010 OJ年次ミーティング

 7/10(土)7/11(日)にアクロス福岡で行われたOJミーティングに初めて参加しました。きっかけは上田塾を主宰されている上田秀朗先生が現在OJの会長をされていたからです。テーマは”天然歯VSインプラント”でした。ハーバード大学歯学部歯周病学臨床准教授のMyron Nevins先生が特別講師として講演されました。長期経過の臨床例は説得力がありました。現在のインプラントの発展・進歩は目を見張るものがありました。適切なインプラントは補綴治療を簡素にし、天然歯を守ってくれると感じました。また審美的にも素晴らしいと感じました。さらに、会員発表の根本康子先生の再生療法による治癒には驚嘆しました。今後、経過も是非発表して欲しいと思いました。


涙なしの矯正歯科~不正咬合における予防と早期治療

 11/14(日)愛知県保険医協会主催で行われた「涙なしの矯正歯科~不正咬合における予防と早期治療」というテーマの講演を愛知県の伏見会議場で聴いてきました。講師は福岡雅先生でした。福岡雅先生は昨年のDR Chris Farrell 講演会でTrainerの素晴らしい臨床例を発表してくれました。その時からメールでやり取りをさせていただいています。今回お会いするのは2回目でした。ここで福岡先生の講演の本質を表す抄録の一部を抜粋させていただきます。”殆どの不正咬合はう蝕や歯周病と同程度以上に予防可能で、早期である程治しやすいと確信の歩をかためつつあります。換言すれば、不正咬合の原因と発生の機序を知りこれに適切に対処できさえすれば、成長期の子供に関してその予防や治療は、実は造作もないことが少なくないとも言えるのです”福岡先生の臨床例はまさにこのことを証明していました。歯周病においても、全く同じことが言えると思います。講演会終了後は、有志の先生方と一緒に中華料理をご馳走になりました。有意義なひとときを本当にありがとうございました。九州でも是非講演してください!


小川矯正歯科見学

 5/23(日)に小川矯正歯科を見学しました。小川先生は咬合療法研究会のインストラクターです。2009年度JACD第1回例会で基調講演を聴いて素晴らしい矯正臨床に感動し、どのようにすればあの臨床が生まれるのかということを自分の目で確かめてみたいと感じていました。態癖指導だけで反対咬合が治る症例などは、一般開業医で是非実践するべきだと思っていました。見学して感じた事は、小川晴也・聖美先生方をはじめスタッフの皆さん一人一人がとても生き生きとしていました。病院にある笑顔が見学していた私まで癒してくれました。鍛錬された技術と心のこもった治療は患者さんの人生にとってかけがえの無いものになると感じました。皆さんありがとうございました。

 


第8回 咬合療法研究会 総会

 今年の7/31、8/1神戸国際会議場で「病院力」をテーマに第8回 咬合療法研究会総会が行われました。私は初めて咬合療法研究会の総会を経験しました。多くの学会・講習会・勉強会に参加してきましたが、久しぶりに何か”熱いもの”を感じました。これは坂口大会長を筆頭に関西支部の先生方が”総会を盛り上げるぞ”という強い気持ちを共有して会の運営をされたからだと思います。一つ一つの発表のレベルが高く、発表者が真摯な態度で自分の思いを語っていました。だから活発で有意義な質疑応答がされていました。それらは”見えないものに気づきを与える”愛情に満ちたやり取りでした。最後に、咬合療法研究会の最大の魅力は、現場で咬合療法を着実に実践されている先生方は、患者さんは勿論のこと周りにいる人たちを”いい顔”にしていることです。私も自分の出来ることから一歩一歩進んでいきます。

 


歯周治療から見えてきたこと

 「歯周治療から見えてきたこと」というタイトルで11月19日(金)に行われた八幡歯科医師会主催の学術講演会で、発表をさせていただきました。私は、今年で東京歯科大学を卒業して24年目になります。卒業後、開業医勤務、九州歯科大学勤務、開業と3足のわらじを履いてきました。この間ずっと、臨床に携わりながら、多くの人との出会い・別れ・再会を繰り返してきました。これらの体験が現在の自分を形作っています。この発表では、自分の臨床を「今までやってきたこと」「今やっていること」「これからやりたいこと」という切り口で捉えながら、臨床例を交えて私の現段階における考えや思いを述べさせていただきました。会場の皆様の暖かい雰囲気がとても嬉しかったです。またその後に行われた懇親会でも、三箇会長をはじめ学術委員会の皆様からありがたい言葉をいただき本当に心に残る一日となりました。ありがとうございました。


咬合療法と矯正

 今年の2月から9月まで筒井照子先生の咬合療法コースと矯正コースを受講しました。咬合は博多、矯正は東京で行われました。いっぺんに2つ受講するのはちょっと強行軍でしたが、1年を振り返ってみて本当に良かったなーと感じています。私の歯科医療に対するフィロソフィーを再確認することが出来ました。また今後、何をしていくべきか?ということのヒントをいただきました。ともかく、口腔内がなぜ崩壊するのか? どうすれば治癒していくのか?単純なことですがこの2つを突き詰めていくことが歯科医療の原点だと思います。照子先生、いつもありがとうございます。これからも、ご指導宜しくお願いします。


Cデンチャー

 12月に入って、今年の10大事件を書く予定にしていましたが、あっという間に慌しく過ぎてしまい大晦日になってしまいました。そこで、今年の印象に残った出来事をいくつかピックアップして書いていきます。ともかく今年の一番の出来事は、2泊4日の行程で10/31~11/3にハワイのホノルルで開催された96th Annual Meeting of the American Academy of Periodontologyに参加したことです。私は10年前のこの大会で学位論文になる発表をしました。今回は九歯大の横田教授たちと”Cデンチャー”について共同発表をさせていただきました。この装置は、歯周病のリスクファクターの一つである動揺をコントロールします。横田教授がノンクラスプデンチャーの材質からヒントを得て開発された独自の装置です。今後、いろいろなことに応用できるのではないかと思います。斬新な概念は、既成概念を組み合わせることによって生まれることを強く感じました。しかし、単に組み合わせるだけではなく、それまでに至る経過がそれ以上に大切だと感じました。 


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