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田代歯科医院ブログ カテゴリ:勉強会・講演会

トロフィーパン プラスの講演会

 11/30日曜日、株式会社ヨシダ九州支店6F会議場で「パノラマ3D画像で治療が変わる!!」という講演会に行ってきました。講師は熊本県熊本市開業の有吉洋先生でした。有吉先生は「スローデンティストリー」という目標を掲げられており、若い先生たちの教育にも力を注いでいる先生です。(詳しくはホームページを参照されて下さい。)デジタルパノラマX線装置”トロフィーパン プラス”の活用方法について臨床例を織り交ぜながら分かりやすく解説していただきました。講演が双方向であったので、いろいろなお話が聴けて楽しかったです。3次元的に診断することは、インプラントだけでなく、歯内療法における歯根の形態や病変の広がり、埋伏歯の形態や下歯槽管との関係の把握などにも非常に有効であることが分かりました。特に下歯槽管は分岐していることがあり、画像を連続的にチェックすることが重要であることが分かりました。また上顎前歯部では切歯管や歯槽堤基底部の陥凹に留意することも大切なことがよく分かりました。

 有吉先生、株式会社ヨシダの皆さん有意義な時間ありがとうございました!!

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北九州 八幡西区 歯周病治療 インプラント 田代歯科医院

田代歯科医院
福岡県北九州市八幡西区藤田2丁目4
TEL093-621-5287


上田塾11月例会

 11/27木曜日に上田塾の11月例会がありました。今回はその報告をします。発表に先立って、今回からオブザーバーになられた高村信嘉先生の紹介がありました。高村先生は福岡歯科大学18期生で、八幡西区開業です。八幡歯科医師会医療保険委員をされています。


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最初の発表者は、小倉北区開業の田中茂樹先生で、演題は重度歯周病への対応と経過について」でした。重度歯周病患者さんにおける8年の経過を、詳細な病態の分析後、歯周基本治療、歯周外科、プロビジョナル、最終補綴、メインテナンスに移行するまでの各ステップにおける問題点を抽出しながら発表をしてくれました。ディスカッションとして以下のことが検討されました。

・上下顎の歯列弓のアンバランスをどのように解決するか?

・上顎の歯列弓をどのように拡大するのか?

・キーアンドキーウェイの応用方法

 私は、積極的な矯正治療を行うことなしに、上顎の歯列弓の形態が改善された事が大変興味深かったです。またオーストラリアでのスノーボードの映像が傑作でした!

 
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 次の発表者は島根県で開業されている歯科緑ヶ丘クリニック院長の椋秀雄先生で、演題は「インプラントの習得を目指して」でした。性格の対照的な2人の患者さんにおけるインプラント治療について発表をしてくれました。ノートに手術計画や術後の反省点を記載されており、非常に真摯にインプラント治療に取り組まれている姿が印象的でした。ディスカッションとして以下のことが検討されました。

・1回法によるインプラントの埋入位置

・一口腔の中でインプラント治療をどのように位置づけるか?

・鬱病患者さんの対応方法

 発表前の自己紹介で椋先生の朗らかでユーモアのある性格が伝わってきました。鬱病患者さんに遊離歯肉移植やインプラントを積極的に行う勇気には頭がさがりました。


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 最後は白石歯科医院の瀬戸泰介先生が「固定したコラーゲン遮蔽膜による上顎洞粘膜の穿孔の修復:組織学、X線的に成功が立証された外科術式」(Int J Periodontics Restorative Dent 2008;28:9-17)の抄読をしてくれました。上顎洞挙上術の併発症としてシュナイダー膜の穿孔があります。この穿孔に対して、膜(バイオメンド)と移植材を使用することによって”パウチ”をつくり、移植材の散乱を防ぐ方法について解説をしてくれました。上の写真はそのシェーマです。ディスカッションとして以下のことが検討されました。

・小さな穿孔では必要ないのではないか?

・大きな穿孔では処置を中止した方がいいのではないか?

本当はどのようにすればいいのでしょうか?

 症例発表時の座長は博多歯科クリニックの原口尚大先生が一生懸命勤めてくれました。お疲れ様でした!次回の例会は12/25木曜日20:00より北九州歯科医師会館で行われます。

 

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「穴生学舎」で歯周病の話をしてきました!

 11/6木曜日の午後、「穴生学舎」に講演に行ってきました。まず、、「穴生学舎」とは何か簡単に説明します。、「穴生学舎」は、平成6年9月に北九州市が福祉と生涯学習の拠点として設置した施設です。、「穴生学舎」では”生きがい・健康・ふれあい”を基本理念に21世紀の自立した高齢期の生き方を学ぶとともに、高齢者の活力を社会に還元する仕組みとして、これまで培ってきた豊富な経験や技能の生かし方を学び、ボランティア活動を通じて高齢者の社会参加を促進する事業を推進しています。詳細はホームページを参考にされてみて下さい。

 ところで肝心の講演の内容は、歯周病や最近の歯科治療についてのお話を約2時間してきました。私にとっては、人生の先輩を前にして多少緊張気味でしたが、受講生の皆さんの暖かい眼差しのお陰で、瞬く間に時間が過ぎてしまいました。ご高齢になられても、学ぶ姿勢が若さを保つために大切だと思いました。質問も活発で、いろいろな気づきを与えていただきました。歯科医療は診療室だけでなく、このような市民の方が集う場で、もっと啓蒙されていく必要性があると感じました。

 

 受講生の皆様、穴生学舎の職員の皆様、講演をさせていただきありがとうございました!これからも宜しくお願いします!

 

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第45回 床矯正研究会 症例検討会

 11/2日曜日に床矯正研究会の症例検討会に参加しました。最初に「私の臨床における矯正からのアプローチ」という演題で大阪府開業の筒井淳先生の講演がありました。床矯正とワイヤー矯正を組み合わせながら、難症例をあきらめることなく治療されている姿に感銘を受けました。また講演の最後には、岩村暢子さんの本を参考にされながら、日本の家族と食事のことにも触れられ、家族団らんの重要性を強調されていました。

 次に床矯正研究会主幹の鈴木設矢先生の講演がありました。最初に、成長・発育に関するビデオが上映されました。このビデオは、ある患者さんの顎骨の変化を模型の経時的変化で捉えたものでした。前後・左右・上下方向にダイナミックに成長する顎骨は、非常に興味深いものでした。この成長を出来るだけ阻害しないように治療することが、大切だと感じました。講演の中で、私が重要であると思ったことを列記します。

・正常咬合を知ること。

・不正咬合の発症の原因を考えること。

・犬歯が萌出する前に治療を行うと、患者さんの負担が少なくなる。

・矯正治療には、メカニカルな処置とバイオロジカルな処置がある。

・床矯正を行った後は、ワイヤー矯正を行うと歯が動きやすい。

など非常に多岐にわたり、皆さん鈴木先生のパワーに圧倒されている様でした。

 後半は、会員の先生の症例に対しての治療法や診断に対する質疑・応答がありました。大分県の詫魔尚司先生から実体験をふまえた「舌癒着症」の症例報告がありました。「舌癒着症」とは、先天的に舌の付け根が前に位置するため、舌の後ろにある気管の入り口が前上方に引っ張られ曲がった状態になるそうです。これによって、乳幼児では哺乳障害、夜泣き、疳の虫、のけ反ってよく泣く、抱き癖などの症状を引き起こすことがあり、さらに呼吸抑制につながることもあるそうです。一日中講義でした。皆さんお疲れ様でした!
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第13回 スタッフセミナー

 11/1土曜日の午後を休診させていただいて、当院の衛生士さん2人と一緒に九州歯科大学にて”歯周病におけるEBモチベーション”を受講してきました。参考になった2つのことについて紹介します。その一つは”自己発見の旅”というのがありました。これは、受講者が2回発表します。1回目は自分の小さい頃の想い出です。2回目は何か受賞した時の想い出です。発表の間、他の受講生は、各人の話を傾聴します。最初は皆さん緊張気味でしたが、どんどん発表が進むにつれて、何か一つにまとまっていくような感じがしました。話す内容も自分のことなので、非常に説得力があり、涙を誘う感動的なものや思わず納得して頷きたくなるもの、笑いがこみ上げてくるものなど様々でした。また横田教授による発表直後のフィードバックが発表者をリラックスさせ、やる気を起こさせたようでした。自分が体験して心に強く残っていることは、人に共感を呼ぶということを実感しました。さらに、発表するということは勇気も必要だと感じました。今回のこの体験は、患者さんとのコミュニケーションに生かされるだろうと確信しました。もう少し時間があれば、皆さんの話をもっと聞きたかったです。

 それともう一つは新型ブラシ(ペリテクト)のトレーニングです。どのような歯ブラシかというと、歯ブラシの毛の部分が山型になっています。この形態が奥歯や歯の裏側を磨きやすくします。初めて使用すると、とっつきにくい感じがしますが、慣れてくると必須アイテムになります。

 下の写真は講義中の横田教授と新型ブラシ(ペリテクト)です。セミナーでお世話になった先生方、有意義な時間ありがとうございました。今後もスタッフセミナー宜しくお願いします!!

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上田塾10月例会

 本当に時の過ぎるのは早いもので、今年もあと2ヵ月です。昨日は、上田塾の例会がありました。2名の先生が、インプラントに関する発表をされました。最新の情報が満載で、非常に参考になりました。良質の医療を提供するためには、常に勉強を継続する必要性を強く感じました。

 上田塾は、お互いが切磋琢磨しながら、情報を共有し、助け合いながら前進できることが魅力です。これからも、積極的に参加します。発表された先生方お疲れ様でした。また、貴重な情報ありがとうございました。

 下の写真は、当院で歯がない部分にインプラント治療を行ったものです。両側の歯を削ることなく、噛めるようになりました。これは、インプラント治療の利点の一つです。

 



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ノンクラスプデンチャー講演会

 10/26日曜日の午後、博多の八重洲博多ビル3FでKデンタル(代表取締役 中嶋康雄)の方たちとノンクラスプデンチャー歯周病に関する講演会を行いました。20名以上の開業医の方が参加してくれました。

 

 中嶋社長の挨拶の後、私が歯周病のことと実際のノンクラスプデンチャーを装着された患者さんの話をしました。次に、中嶋社長がノンクラスプデンチャーの特徴・製作過程や最近の歯科技工のトピックについて話をされました。約3時間の講演会でしたが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。質疑応答も活発にかわされて、自分では気がつかないことを教えてもらいました。

 

講演会後、博多の”手羽屋”で打ち上げを行いました。鳥料理と魚料理に舌鼓をうちながら、ノンクラスプデンチャーの魅力や今後のことで話が盛り上がりました。

 

 このような場を設定してくださった中嶋社長に感謝です。また参加された先生方にも感謝です。有意義な時間ありがとうございました!

 

 ノンクラスプデンチャーについてはKデンタルと田代歯科のホームページに説明があります。興味のある方は、参考にされてみて下さい。

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上の写真は、講演会後の記念撮影です。向かって左から、梅田さん、中嶋社長、私、新洞さんです。みんなホットしています。

 

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口腔保健フォーラム

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10/12 日曜日に九州歯科大学で行われた口腔保健フォーラムに参加してきました。内容は『超高齢社会における歯科医療・口腔保健のこれからを考える-全身の健康と口腔保健-』という演題に対して4人の専門家(大学教授2名・開業医2名)がそれぞれの立場で講演をしてくれました。

まず口腔内の健康が全身に影響を及ぼすということを再確認することができました。開業医として、さまざまな研究の結果が何を意味するのかを理解し、臨床の現場でどのようにフィードバックできるかということを考え、実践していくことが必要だと感じました。 研究者と臨床家の相互理解・信頼が、今後の超高齢社会をよりよくするためには必須だと思いました。                

また二十数年ぶりに学生時代にお世話になった高江洲名誉教授と再会することができました。挨拶に行ったら、覚えていてくれて感激しました。

 

 

“To be changed or not to be changed. That is the question.” これは学生時代、高江洲教授が教えてくれた名言です。今でも大切にしています。

 二十数年前の学生時代の記憶が蘇り、不思議な感じがしました。

 

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