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田代歯科医院ブログ カテゴリ:勉強会・講演会

九歯大 基礎・臨床セミナー

 3月1日日曜日、九州歯科大学同窓会主催の基礎・臨床セミナーに参加してきました。今年に入ってこのセミナーを受講したのは3回目です。毎回、いろいろなことを勉強できます。午前中は”ぺリオ”についてでした。実は講演者の村岡先生は、医局の後輩です。また白石先生は、上田塾のメンバーです。
午後は”医療安全”についてでした。講演のタイトルと講師の先生を紹介します。

午前 9:30~12:00
メインテナンス・SPTの重要性について
~ 様々な症例から捉える ~
講師:村岡 宏祐 先生(九州歯科大学 歯周病制御再建学分野)

歯周外科成功への鍵 Part2
講師:白石 和仁 先生(北九州市小倉南区 開業)

午後 13:00~15:30
安全な歯科治療のための一工夫
講師:椎葉 俊司 先生(九州歯科大学 歯科侵襲制御学分野 講師)

一般開業医における院内感染防止対策の構築方法について
講師:生田 図南 先生(熊本県天草市 開業)


第35回 北地区・北九州歯科医学会

 

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 2月15日(日)に第35回北地区・北九州歯科医学会が北九州国際会議場で開かれました。幸運にも私は、八幡歯科医師会会員として発表の機会を得ることが出来ました。関係者の皆様、ありがとうございました。抄録を紹介します。

           歯周治療に魅せられて
    -先入観・固定観念を打破してくれた症例-
 
 現在の歯周治療はGTR法やエムドゲイン等による再生療法、補綴やインプラントを絡めた歯周形成外科などが講演会や誌上で脚光を浴びています。これらの処置は、目を奪われるような治療結果を提供してくれ、臨床家の憧れの的です。
これは歯周治療の華やかな側面でしょう。一方、派手な処置ではありませんが、適切な診断や長期的かつ確実な歯周基本治療は、
再生療法にひけをとらない結果に結びつくことがあります。              これは地味ではありますが、歯周治療の本質的な部分であり、
一般臨床家にとっては、患者さんとの信頼関係を構築するために           非常に重要な要素となります。また、良好な状態に歯周組織が管理された場合、矯正治療の併用は、歯周組織の改善をもたらすことがあります。
今回の発表では、私の臨床における先入観・固定観念を打破してくれた3つの 症例を供覧していただき、皆様のご批判・ご指導を仰ぎたいと思います。     さらに、本学会のテーマが「歯科医療の基本に立ち返る」ということから、歯周治療を通して、「歯科医療の基本とは何か」ということも考えてみたいと思います。        

 下の写真は講演の時のものです。最初は原稿を読んでいたのですが、無意識のうちに演台から離れて話をしていました。30分はあっという間に過ぎてしまいました。終わってホッとしました。

 


北地区・北九州歯科医学会 095.jpg


九歯大 基礎・臨床セミナー

2月8日日曜日、九州歯科大学同窓会主催の基礎・臨床セミナーに         参加してきました。テーマは”経営”についてでした。                    講演のタイトルと講師の先生を紹介します。                          各先生方の経営に関する簡単なコメントも挿入します。

午前 9:30 ~ 12:00
シェア争奪に明け暮れない歯科医院経営戦略
~小さなパイを奪い合う時代は終わった~
講師:福重 真佐子 先生(大阪河内長野市 開業)
経営→人生そのもの、情報戦

院長とスタッフで考える「行列のできる歯科医院」の作り方
講師:蓮井 義則 先生(香川県木田郡三木町 開業)
経営→安定化が大切、いい人をつくる

午後 13:00 ~ 15:30
どうしたらストレスのたまらない医院を作れるかについて考える
講師:角岡 秀昭 先生(熊本市 開業)
経営→自己改革

いい歯科医院を作るためには
~村上歯科医院の最近10年の奇跡から~
講師:村上 和彦 先生(北九州市小倉北区 開業)
経営→怖いけど面白い、自分がでる

4人の先生の話は、経験に裏付けられた貴重な話でした。
それぞれの立場で、過去・現在・未来について語ってくれました。
最後は若い先生方に開業につながる提言をしてくれました。
本当にありがとうございました!


第33回 北九州歯学研究会発表会

九州大学医学部百年講堂でありました。
会場までJRの吉塚駅で降りて、徒歩で10~15分ぐらいでした。
途中、日蓮上人を祭った神社がありました。
発表会のプログラムを報告します。

9:20 開会の辞 会長 下川 公一 先生

9:30 ~ 12:00(会員発表)
   
   新人発表 
        桃園 貴功 先生 座長 野田 邦治 先生
        「補綴修復後の長期的な維持・安定を目指して」
        中島 稔博 先生 座長 松延 彰友 先生
        「フルマウスリコンストラクションに挑戦して」
        中野 宏俊 先生 座長 柴田 紀之 先生
        「歯周形成外科への取り組み」
   
   個人発表 
        甲斐 康晴 先生 座長 村上 和彦 先生
        「Experience & evidence based endodontics
         -先人に習った技術を考える-」
        白石 和仁 先生 座長 村上 和彦 先生
        「Experience & evidence periodontal surgery
         -先人に習った技術を活かす-」

12:00 ~ 13:00 昼食

13:00 ~ 16:30(シンポジウム)
        歯科医院の経営基盤と治療の質
        「歯科医療の過渡期の中で」
        プランナー 下川 公一 先生
        シンポジスト 上野 道生 先生 高島 昭博 先生 榊 恭範 先生
                大村 祐進 先生 桃園 貴功 先生 倉富 覚 先生

   閉会の辞 副会長 上野 道生 先生

経営を安定させるには信念をもってバランスのとれたシステムを構築する                必要があると感じました。 


九歯大 基礎・臨床セミナー

1/25日曜日に九州歯科大学同窓会主催の基礎・臨床セミナーに参加しました。
昨年の12/7に引き続き2回目です。前日の雪が残っていましたが、参加者は多かったです。午前中は補綴で午後は総義歯についてでした。
演題と講師の先生を紹介します。

午前 9:30 ~ 12:00
支台築造を再考する
~脱離や歯根破折を少なくするために~
講師小城辰郎先生(九州歯科大学 口腔再建リハビリテーション学分野 講師)

審美性を獲得するための支台歯形成と印象採得
講師 大村 祐進 先生(山口県下関市開業)

午後 13:00 ~ 15:30
ティッシュコンディショナーの使い方
講師 有田 正博 先生(九州歯科大学 顎口腔欠損再構築学分野 准教授)

機能解剖学を背景とした総義歯治療学
講師 脇本 貢 先生(福岡市中央区開業)

北九州 八幡西区 歯周病治療 インプラント 田代歯科医院

田代歯科医院
福岡県北九州市八幡西区藤田2丁目4
TEL093-621-5287


今年最初の講演会

 1/18日曜日、筒井塾主催の「スプリント・矯正床装置 臨床応用        ~全身の中での最適な下顎位~」の講習会に参加しました。              場所は、兵庫県歯科医師会館でありました。
前日、黒崎部会の新年会が「はつしろ」でありましたが、始発の新幹線で新神戸まで行きました。新神戸からは、地下鉄西神・山手線で県庁前まで行きました。そこから徒歩で坂を上りながら、兵庫県歯科医師会館まで約10~15分ぐらいで着きました。朝早かったせいもありますが、新神戸に着いた時は、寒いと感じました。また地下鉄の中では、当たり前ですが、話している人が関西弁だったので、ちょっと新鮮でした。講演は1時間の昼休みをはさんで、10:00~16:30ぐらいまで行われました。長期の臨床例から導き出される原理・原則は説得力がありました。また長時間にもかかわらず、講演を一人でされた照子先生のパワーは素晴らしいと感じました。

講演の内容で重要だと感じたことを列記します。

・崩壊の道がたどれないと、治癒への道はたどれない。
・元の形・位置に戻す→原因を取り除くと生体は戻る。
・下顎が後方に押し込まれる時のサイン
・上顎骨が変位している場合は、治るまで時間がかかる。

五大禁忌
1. Vertical Dimensionを低くすること。
2. 上顎・下顎を後方に、押し込むこと。
3. 歯列を狭窄させること。
4. 顎関節に負荷をかけること。
5. 歯列・歯牙単位ではまりこむこと。

オクルーザルスプリント→グライディング→ルーズな咬合
スタビリゼーションスプリント→クレンチング→はまり込み

咬合と下顎位は奥がとても深いので継続的な勉強が必要だと痛感しました。

北九州 八幡西区 歯周病治療 インプラント 田代歯科医院

田代歯科医院
福岡県北九州市八幡西区藤田2丁目4
TEL093-621-5287

 


上田塾12月例会

 今日は12/25(木)に行われた上田塾12月例会の報告をします。
最初に森先生からKIG特別講演会のお知らせがありました。
演題:「予知性と審美性を考慮したImmediate Loadingのガイドライン」
講師:堀内克啓 先生
日時:平成21年1月17日(土曜日)14:00~18:00
会場:小倉歯科医師会館
受講料:3000円


抄読会12.25.2.jpg抄読会:「結合組織を用いたエンベロープテクニックによる根面被覆術の        
長期経過観察:20症例の報告」
文献:Int J Periodontics Restrative Dent 2007;28:19-27
発表者:博多歯科クリニック 郡家裕人 先生
結論:ベースライン時のMillerの分類のクラスが上がるほど、
根面の完全な被覆ないし部分的な被覆が達成される可能性が低くなる。
討論話題
・犬歯の結果が良好な理由
・Miller3.4級に対する結果を良好にする方法は無いのか?

 


椋誠二先生.jpg症例発表1
演題「炎症と力によって引き起こされた典型的な臼歯部咬合崩壊の症例       ~多くの反省を踏まえて~」
発表者:山口市開業 むくのき歯科医院 院長 椋 誠二 先生
討論話題
・プロビジョナルレストレーションのゴールとは?
・ファイナルをどこから行うのか?
・カーブオブスピーの付与方法
・咬合崩壊のメカニズム

 


瀬戸先生.jpg症例発表2
演題「日常臨床」
発表者:白石歯科医院 瀬戸泰介 先生
討論話題
・動揺歯の連結方法
・連結範囲の決定方法
・自然挺出の方法
・最終補綴後の動揺

座長:博多歯科クリニック 山田潤一 先生                       司会進行:浅尾歯科医院 浅尾 武 先生

1月の例会は上田先生がドイツで発表のためお休みです。                      


JACD冬の例会

 12月21日(日)に株式会社ヨシダ九州支店(福岡営業所)でJACD冬の例会がありました。当日の内容を紹介します。

司会進行:高村聖一 先生
開会挨拶 平野健一郎 先生 JACD主宰 筒井照子 先生
第1題 「咬合と姿勢をふまえた包括歯科臨床-10年先の健康を考える-」
発表者:武内久幸 先生 座長 高村聖一 先生
第2題「包括歯科臨床-ツツイズムを追い求めて-」
発表者:中条伸哉 先生 座長:三橋哲哉 先生

第3題「見えてなかった力のコントロール」
発表者:木下俊克 先生 座長:JACD会長 上田秀朗 先生
第4題「現場で役立つ顎関節の臨床」
発表者:平野健一郎 先生 座長:JACD副会長 国賀 就一郎 先生
閉会挨拶:JACD会長 上田秀朗 先生

皆さん、素晴らしい発表で各先生方の臨床に対する強い情熱を感じました。
また正常咬合の診断・育成・回復・管理が非常に重要だと痛感しました。

例会後、博多駅筑紫口のホテルクリオコート博多2F円座で忘年会がありました。
ビール・焼酎・焼き鳥を共に懇親を深め合いました。


包括歯科臨床.jpg

北九州 八幡西区 歯周病治療 インプラント 田代歯科医院

田代歯科医院
福岡県北九州市八幡西区藤田2丁目4
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症例検討会と忘年会

 12/13土曜日に九州歯科大学口腔治療学講座歯周病制御再建学分野の症例検討会と忘年会がありました。症例検討会では、大学3人の若手の先生と鹿児島県開業の高良憲明先生の発表がありました。順番に演題と発表者を紹介していきます。

第1題:「根分岐部病変を伴う予後不良歯をエムドゲインを併用した再植術によって保存した一症例」 発表者:守下昌輝 先生
第2題:「矯正治療後hopeless teethと診断された歯に対して再植とEMDを併用することで保存した1症例」 発表者:村田尚子 先生
第3題:「歯周治療が血糖コントロールに有益であった可能性のある症例」
発表者:松本ゆかり 先生
第4題:「非外科的治療による骨再生の評価について」 発表者:高良憲明 先生

第1、2題では通常では抜歯になる歯に対して、抜歯後、口腔外でデブライドメントし、引き続いてエムドゲインで処理後、抜歯窩に戻して経過を観察するということが行われていました。口腔外では処置を確実に行うことが可能です。しかし、抜歯の侵襲や再植後の創傷の治癒に注意が必要だと感じました。またこのような発想があると、抜歯の判断基準に再考が必要だと思いました。
第3題では、今後歯科と医科が連携を緊密にするためには、歯周病が全身疾患と関連することを積極的にアピールする必要性があると感じました。
第4題では、規格性をもってエックス線を撮影し、その結果を客観的に分析し、
非外科治療によって水平的骨吸収が垂直的に改善したことを証明した発表でした。一つ一つのステップを確実に丁寧に行っていく姿勢には、本当に頭が下がりました。

症例発表後、場所を移して、ホテルクラウンパレス小倉で忘年会がありました。
横田教授を筆頭に、牛島(直、進)先生、伊東先生、中島准教授、三宅先生、高良先生、中野先生、私がスピーチを行いました。スピーチでは各先生が近況や今後の歯科界の展望を話してくださり、非常に参考になりました。また現在増加している鬱病が一つのテーマとなり本音で体験談を披露していただきました。

症例検討会では歯科医師としての勉強、忘年会では人間としての勉強ができました。皆様のおかげで、中身の濃い1日を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。


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基礎・臨床セミナー

  12/7日曜日に九州歯科大学同窓会主催の基礎・臨床セミナーを受講してきました。このセミナーの特徴は、テーマごとに基礎(大学の研究者)臨床(円熟した開業医の先生)がペアになって講演を行うものです。このことによって専門的なことをより理解しやすくなります。今日は午前中がエンドで、午後がインプラントでした。4人の先生方がそれぞれの立場で、一生懸命熱意をこめて講演をしてくれました。ありがとうございました。演題のタイトルと講演をしてくれた先生を報告します。

午前9:30~12:00
歯内療法における基本的手技の再考
~現在の学生教育内容とクリティカルパス~
講師 諸冨 孝彦 先生 (九州歯科大学 齲蝕歯髄疾患制御学分野) 

根管治療の臨床診断と効率化
~下川エンドの勘どころについて~
講師 木村 英生 先生 (北九州市若松区開業)

午後13:00~15:30
インプラント術前診査におけるX線CTの活用法
講師 田中 達郎 先生 (九州歯科大学 画像診断学分野 講師)

時代のスタンダードを考える
講師 榊 恭範 先生 (福岡市中央区・行橋市開業)

 

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北九州 八幡西区 歯周病治療 インプラント 田代歯科医院

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