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田代歯科医院ブログ

JACD春の例会

 3月22日(日)、JACD春の例会が株式会社ヨシダ九州支店            (福岡営業所)でありました。当日の内容を紹介します。

司会進行:高村聖一先生

開会挨拶 JACD会長 上田秀朗 先生  

第1題 「長期治療こそ患者さんに喜んでもらいたい!!」
発表者:延藤秀樹 先生 座長 田中憲一 先生
第2題「全身・口腔を考えながら・・・力を常に読む」
発表者:上谷智哉 先生 座長:樋口琢善 先生

第3題「全顎治療に兆戦」
発表者:永山雅大 先生 座長:桃園貴功先生
第4題「開業1年後までの取り組み~初期治療を中心として~」
発表者:有川公志郎 先生 座長:小松智成 先生

基調講演
「咬合最構成 その1 ~姿勢・顔貌・発語を考慮して~」
発表者:三橋哲哉 先生

基調講演
「二人で見えてきた”歯科臨床”~35年×2の軌跡~」
発表者:筒井照子 先生

閉会挨拶:JACD副会長 国賀 就一郎 先生

若い先生方が、基本を大切にしながら
最新の知識・技術を駆使して臨床を行っている姿は                   素晴らしいと思いました。

態癖の前には、完璧と思われた歯周治療・補綴治療も崩壊してしまいます。
態癖の診断・対応が長期的な補綴物の維持に影響を及ぼすことが         よく分かりました。

例会後は、中洲の華味鳥で水炊きに舌鼓を打ちながら                ナイトサイエンスを楽しみました。


第24回 日本審美歯科協会 学術講演会

 3月15日(日)に、第24回日本審美歯科協会学術講演会に参加してきました。
福岡国際会議場(国際会議室501、展示ホール502・503)で開催され、当日は非常に天気もよく、会場から博多湾が凄くきれいに見えました。思わず、見とれてしまいました。                                                                                                                               
       

 今回は”審美歯科のトレンドを探る”というテーマの下、現在臨床の先端を行く新進気鋭の先生方が「ニューマテリアル」「ダイレクトレストレーション」「審美インプラント」「包括歯科診療」に焦点を当てた講演をしてくれました。また、参加者主導型のスマイルギャラリー、審美企業フォーラムという企画もあり有意義かつ楽しく時間を過ごすことができました。

 どのプレゼンテーションでも歯周病の治療が充分されたうえで、審美修復・補綴がされていました。現在の歯科治療では、歯周病の治療は空気のように必須なものであることを再認識しました。ただ質問の時間が無かったのが惜しまれます。来年は25回の記念大会が東京で開催されるそうです。

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九州歯科大学臨床歯周病研究会 創立15周年記念講演会

3月8日(日)に九州歯科大学臨床歯周病研究会 創立15周年記念講演会が小倉歯科医師会館でありました。記念講演会について報告します。

13:10 ~ 14:10
特別講演①
演題:「SPT中の再発症例についての検討と予後診断法の開発」
~ Clinical Progonostic Indicatorの解明   ~ 

演者:九州歯科大学歯周病制御再建学 教授 横田 誠 先生
抄録:Axelsson & Lindhe 1981年はメインテナンス中の付着の喪失を予防するにはメインテナンス中のPMTCに代表されるSPTによる長期維持管理の重要性が認識されてきている。一方、例え適切な維持管理を行っても再発が起こりやすい患者がいることも臨床的に経験するところである。今回は、基本治療によるpoor rsponsive patientはSPTにおいても再発傾向が高いことをベースに、biomakerや咬合因子などのprogonostic indicatorについて述べる予定である。

14:20 ~ 16:00
特別講演②
演題:「長期経過症例から見えてきたこと、まだ見えないこと」
演者:北川原歯科医院院長 北川原 健 先生(長野市開業)
抄録:卒業して半年にして父の急病のために長野に帰って臨床に入ってから40年が経過してしまいました。大学で勉強した経験を持たない私はただひたすら自分が処置したものの経過を診、推論することから知識を得てきたように思います。その中からいつかは臨床への考え方に「普遍性」を得たい・・と考えていましたが、人の変化は多様で未だに思考錯誤を繰り返す毎日を送っています。経過を診るという意味では捨てないで保存してきた20万枚になるであろう口腔内写真とカルテ袋の中にあるX線写真は役に立ちました。それらを見ていくといくつかは「普遍性がある・・」とよんでもいいと思われる事柄にも思い至りました。「臨床診断」「臨床経過」「臨床考察」という言葉が私は好きなのですが、今回は一つの症例の処置経過を軸として、「何故こう考えて処置したのか」「どんな結果になっているのか」を、長期経過症例を絡ませてお話してみたいと思っております。前述したごとく「EBMに基づく歯科医療」とは反対側にある形のものであり、フランス料理のフルコースのような美しくおいしいものではなく、信州そばやおやきのように貧しく栄養価も低くあっさりした、しかも賞味期限が切れかかっているものです。九州の方のお口に合うとは思えませんがご試食頂ければ幸いです。

2つの特別講演とも歯周病治療、いや歯科治療の本質に迫るものでした。患者さんにとっては、歯周病そのものがストレスになり、口の中だけではなく全身に影響を及ぼすということがよくわかりました。長期的に患者さんの経過を観察し、そこから得られる事実は、論文や実験とは違った説得力がありました。もっとディスカッションの時間が欲しかったです。

 


ひな祭り

 3月3日、今日はひな祭りです。あいにくの雨ですが、ひな祭りは、古くは「上巳の節句」「弥生の節句」などの呼び名があり、五節句(「人日」「上巳」「端午」「七夕」「重陽」)の一つにあたるそうです。女の子がいる家ではこの時期にひな人形を飾り、白酒や桃の花を供えてお祝いします。

私の家は5人家族でしたが、母以外は皆男だったのでひな祭りはあまりピンと来ません。母がものすごく古い雛人形を大切にしていたことだけはなんとなく覚えています。恐らく女性にとっては、男性には分からない特別な想いがあるのだろうなと思います。

下の写真は、患者さんにいただいた雛人形の焼き物です。スタッフが和紙で屏風を作ってくれました。何かほのぼのと春を感じさせてくれます。今日でしまってしまうのが惜しい気持ちです。

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九歯大 基礎・臨床セミナー

 3月1日日曜日、九州歯科大学同窓会主催の基礎・臨床セミナーに参加してきました。今年に入ってこのセミナーを受講したのは3回目です。毎回、いろいろなことを勉強できます。午前中は”ぺリオ”についてでした。実は講演者の村岡先生は、医局の後輩です。また白石先生は、上田塾のメンバーです。
午後は”医療安全”についてでした。講演のタイトルと講師の先生を紹介します。

午前 9:30~12:00
メインテナンス・SPTの重要性について
~ 様々な症例から捉える ~
講師:村岡 宏祐 先生(九州歯科大学 歯周病制御再建学分野)

歯周外科成功への鍵 Part2
講師:白石 和仁 先生(北九州市小倉南区 開業)

午後 13:00~15:30
安全な歯科治療のための一工夫
講師:椎葉 俊司 先生(九州歯科大学 歯科侵襲制御学分野 講師)

一般開業医における院内感染防止対策の構築方法について
講師:生田 図南 先生(熊本県天草市 開業)


上田塾2月例会

 2/25(水)に上田塾の2月例会がありました。まず、学会インフォメーションとして酒井先生より3/8(日)顎咬合学会支部会 3/15(日)第24回日本審美歯科協会学術講演会のお知らせがありました。

 


21.02.26 004.jpg 最初に株式会社インプラテックス学術営業部九州営業所所長の泉正宏さんから「Piezosurgery」の説明がありました。「Piezosurgery」は三次元超音波振動により、インプラント、歯周外科、歯内療法、外科矯正で行うボーンサージェリーに革新をもたらしています。魅力は、軟組織を傷つけず繊細に硬組織のみを選択的に切削できることです。

 
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症例発表1                                                         演題「Immediate Loading with Nobel Guide」                                     発表者:博多歯科クリニック 山田潤一                               座長:かなざわ歯科クリニック 金澤憲孝 先生                                   非常に洗練されたプレゼンテーションでした。皆、圧倒されていました。                                討論話題                                                                ・サージカルステントの信頼性は?                                          ・即時荷重時の補綴処置のコツは?                                      


21.02.26 002.jpg発表2                                                        「ドイツ学会報告」                                                      発表者:博多歯科クリニック 山田潤一 先生                                上田先生の流暢な英語による発表が光っていました。                             ビール、焼酎、ソーセージ漬けの毎日だったようです。


21.02.26 001.jpg発表3 「ドイツ・イタリア旅行記」                                        発表者:田中歯科医院 田中憲一 先生                                   イタリアの名所めぐりとても楽しそうでした。                                         またワイン、ピザ、スパゲッティもとても美味しそうでした。       
                                                                        


第35回 北地区・北九州歯科医学会

 

20090215_1.JPGのサムネール画像 20090215_2.JPGのサムネール画像


 
 2月15日(日)に第35回北地区・北九州歯科医学会が北九州国際会議場で開かれました。幸運にも私は、八幡歯科医師会会員として発表の機会を得ることが出来ました。関係者の皆様、ありがとうございました。抄録を紹介します。

           歯周治療に魅せられて
    -先入観・固定観念を打破してくれた症例-
 
 現在の歯周治療はGTR法やエムドゲイン等による再生療法、補綴やインプラントを絡めた歯周形成外科などが講演会や誌上で脚光を浴びています。これらの処置は、目を奪われるような治療結果を提供してくれ、臨床家の憧れの的です。
これは歯周治療の華やかな側面でしょう。一方、派手な処置ではありませんが、適切な診断や長期的かつ確実な歯周基本治療は、
再生療法にひけをとらない結果に結びつくことがあります。              これは地味ではありますが、歯周治療の本質的な部分であり、
一般臨床家にとっては、患者さんとの信頼関係を構築するために           非常に重要な要素となります。また、良好な状態に歯周組織が管理された場合、矯正治療の併用は、歯周組織の改善をもたらすことがあります。
今回の発表では、私の臨床における先入観・固定観念を打破してくれた3つの 症例を供覧していただき、皆様のご批判・ご指導を仰ぎたいと思います。     さらに、本学会のテーマが「歯科医療の基本に立ち返る」ということから、歯周治療を通して、「歯科医療の基本とは何か」ということも考えてみたいと思います。        

 下の写真は講演の時のものです。最初は原稿を読んでいたのですが、無意識のうちに演台から離れて話をしていました。30分はあっという間に過ぎてしまいました。終わってホッとしました。

 


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九歯大 基礎・臨床セミナー

2月8日日曜日、九州歯科大学同窓会主催の基礎・臨床セミナーに         参加してきました。テーマは”経営”についてでした。                    講演のタイトルと講師の先生を紹介します。                          各先生方の経営に関する簡単なコメントも挿入します。

午前 9:30 ~ 12:00
シェア争奪に明け暮れない歯科医院経営戦略
~小さなパイを奪い合う時代は終わった~
講師:福重 真佐子 先生(大阪河内長野市 開業)
経営→人生そのもの、情報戦

院長とスタッフで考える「行列のできる歯科医院」の作り方
講師:蓮井 義則 先生(香川県木田郡三木町 開業)
経営→安定化が大切、いい人をつくる

午後 13:00 ~ 15:30
どうしたらストレスのたまらない医院を作れるかについて考える
講師:角岡 秀昭 先生(熊本市 開業)
経営→自己改革

いい歯科医院を作るためには
~村上歯科医院の最近10年の奇跡から~
講師:村上 和彦 先生(北九州市小倉北区 開業)
経営→怖いけど面白い、自分がでる

4人の先生の話は、経験に裏付けられた貴重な話でした。
それぞれの立場で、過去・現在・未来について語ってくれました。
最後は若い先生方に開業につながる提言をしてくれました。
本当にありがとうございました!


第33回 北九州歯学研究会発表会

九州大学医学部百年講堂でありました。
会場までJRの吉塚駅で降りて、徒歩で10~15分ぐらいでした。
途中、日蓮上人を祭った神社がありました。
発表会のプログラムを報告します。

9:20 開会の辞 会長 下川 公一 先生

9:30 ~ 12:00(会員発表)
   
   新人発表 
        桃園 貴功 先生 座長 野田 邦治 先生
        「補綴修復後の長期的な維持・安定を目指して」
        中島 稔博 先生 座長 松延 彰友 先生
        「フルマウスリコンストラクションに挑戦して」
        中野 宏俊 先生 座長 柴田 紀之 先生
        「歯周形成外科への取り組み」
   
   個人発表 
        甲斐 康晴 先生 座長 村上 和彦 先生
        「Experience & evidence based endodontics
         -先人に習った技術を考える-」
        白石 和仁 先生 座長 村上 和彦 先生
        「Experience & evidence periodontal surgery
         -先人に習った技術を活かす-」

12:00 ~ 13:00 昼食

13:00 ~ 16:30(シンポジウム)
        歯科医院の経営基盤と治療の質
        「歯科医療の過渡期の中で」
        プランナー 下川 公一 先生
        シンポジスト 上野 道生 先生 高島 昭博 先生 榊 恭範 先生
                大村 祐進 先生 桃園 貴功 先生 倉富 覚 先生

   閉会の辞 副会長 上野 道生 先生

経営を安定させるには信念をもってバランスのとれたシステムを構築する                必要があると感じました。 


すき焼き

昨日、久しぶりにすき焼きを食べました。
というのは、うちでは子供たちがあまり好きでないからです。
(私たちが小さいころはごちそうでしたが・・・)
私だけ無理をいって別メニューにしてもらいました。
私はすき焼きが大好物で、今でもかなりの量を食べることが出来ます。
 昨日も一鍋ほとんど一人で食べ、ご飯は3杯でした。
(こんな自分が時々恐ろしくなります。)

実は私の祖父、父もすき焼きが好物でした。
小さいころ、いとこ達が祖父の家に泊まりに来ると、必ず祖母とおばがすき焼きを作ってくれました。(当時、同じ敷地に祖父母と私たち家族が別々に住んでいました。)たしか、祖父が最初に箸をつけてから、食べたような気がします。              (今ではほとんど考えられませんね。)

皆でわいわい話しながら鍋をつつくのは、とても和やかな雰囲気で、大好きな時間でした。父は、肉もよく食べていましたが、脂の塊が大好きでした。幼心に、何であんなぶよぶよしたものが美味しいのだろうと不思議に思っていました。         母はいつも体に悪いから私たちには食べないようにと言っていました。
だけど、血は争えませんね。私もいつの頃からかは忘れましたが、                     好んで食べるようになりました。
しかし、昨日は妻が体のことを考えてくれてヘルシーなすき焼きでした。
ありがとう。

私は、いまでも食いしん坊なので、これから食べ物についても書いていきたいと思います。


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